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15年ぶりの里帰り

お盆休み。実家に帰られている方も多いでしょうか。
私は15年ぶりに生まれ育った故郷、福島県に里帰りしています。実家の両親は20年ほど前に実家を売り払い他県に引っ越したので、福島に帰る理由もずっとなかったんです。

今回ふと思い立った里帰り旅。
お盆、そしてお墓参りについて思うところがありました。そんなことを今日はつらつらと書いていきたいと思います☺


故郷を訪れようと思った理由

実家がないとなるとなかなか故郷に帰る理由もない中、今回ふと行ってみようかなと思った理由。

それは、
祖父母のお墓参りに行きたい、と思ったから。


私の父は4兄弟の3男で、お墓は長男のおじさんが住む郡山(こおりやま)にあります。小中学生の頃は親戚と行き来もありましたが、成長するにつれ従妹もそれぞれ忙しくなり、次第に集まることもなくなりました。

特に私は海外に出てしまったので物理的に会えなくなりました。父、母両方の祖母は留学中に亡くなったため、お葬式にも出ていないのです。

お盆のこの時期になるとお友だち家族から、「親戚一同で集まって子供たちたくさんで遊んだ~!」なんて話を聞きますが、私はもう何十年もそういうものとは無縁なんですよね。

そんな中、今年になってふと、娘に私の育った町を見せたい、一緒にお墓参りをしたいと思ったのは、両親が高齢になり、それに伴っていろいろな問題があり(父の免許返納をめぐって兄弟げんかをするだとか💦)、どうしようもなくてご先祖様に手を合わせる機会が増えたからかもしれません。

久々の町とお墓参り

久しぶりの故郷は大きく開発、発展していて「ここどこだっけ?」と目を丸くしました。

当時はお店がそんなになくて、私は実は18歳までマクドナルトに行ったことがなかったんです!初めてのマックデビューは、今の夫と初めての映画デートに行った時でした。やたら緊張したのを今でも覚えています!

当時はなかったマクドナルドが数か所あり、スターバックス、ケンタッキーやイオンモールまでできていて、「早くここから出たい!」と思っていた町が「なんだか住みやすそうな町」に変化していてびっくりしました。

さて、肝心のお墓参りですが…

実は今回、お墓参りは叶いませんでした。

父の兄弟である、長男のおじさんに事前にメッセンジャーで連絡を送っていました。今回久しぶりに故郷に帰ること、お墓参りに行きたいこと、お墓の住所を教えてほしい、ということです。

でも。。。おじさんから返信がなかったのです。

なんとなく背景を考えて、私もプッシュすることはしませんでした。

90歳近いおじさん。
免許も返納してお墓にずっと行けていない、となんとなく両親から聞いていました。返事をしないにはそれなりに理由もあるのでしょう。

地元は13日がお盆です。
ホテルの部屋で、夫と娘と三人手を合わせて、ご先祖様に日頃の感謝を伝えました。


日本の文化、お墓参りについて考えた


あなたはお盆にお墓参りをしますか?
お盆の過ごし方って、育った環境や家族によっていろいろですよね。

大きな実家の本家だと、一族を迎える側かもしれません。私の友人でもお盆に親戚を迎えている人もいます。

私は海外に出て改めて、自分が日本の文化についていかに知らないかということを実感しました。そして、意識しないと文化や風習は途絶えてしまう、と思っています。

お墓参りって特にそうだと思うんです。
というのも私の娘は小4ですが、生まれてから一度もお墓参りをしたことがないんです。ご先祖様のお墓をきれいにして手を合わせる、その経験がないんですよね。


今回、私の生まれ育った町をみながらご先祖様にご挨拶を、と考えていましたが、おじさんから連絡が来なかったことで私なりに思いました。

お墓を守るって、負担が大きいんだろうなと。。。

お墓の掃除やお寺とのつきあいなど、想像しただけで負担が。。。しかも高齢になると行くだけでも大変です。子供たちはそれぞれに別の地域に住んでいたりと、お墓を継いでもらうのもまた負担が生じますよね。

現実的にそういったことを考えると、お墓というのは家族によっては合わないのかもしれません。

たとえお墓に参らなくても、いつでもどこでもご先祖様に手を合わせることはできますよね。今回家族でのお墓参りは叶いませんでしたが、私たち家族にとって心地いい形はどんなだろう、ということを考えるきっかけになりました。

さいごに

つらつらと思ったことを書きました。最後まで読んでいただいてありがとうございました!

「日本の文化を大事に」と思う気持ちはあるけれど、今回のことで、時代と共に合わなくなるもの、家族の形で続けられないものもあるんだなと思いました。

今までの日本がお墓や墓参りといった「形」を大事にしてきたとしたら、これからの時代はたとえ形がなくても、思いを馳せて手を合わせる「心」がより大事になるように感じられました。

娘はもしかしたら、墓参りを知らずに育つかもしれません。かわりに私にできること、いつでもどこでもご先祖様に手を合わせられることを伝えていきたいと思います。

どうぞいいお盆をお過ごしくださいね。

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