見出し画像

仕事を辞めて学びに集中しようとした私の失敗談

大学院とフルタイムの会社員の両立はかなり大変です。それでも私の通う大学院の方々は色々と工夫しながら頑張っています。
入学したての私のなかでは、「仕事のために学びをセーブするのか・・・」ということになんとなく葛藤がありました。
なぜなら私の中で大学院は学びと経験のビュッフェだと捉えていたから。どれだけ得るかは自分次第。科目履修すると1科目○万円もする科目なので在学中に取れるなら取りたい(笑)2年しかない研究時間も中途半端にしたくない。

そんな中、勤めていた会社の大きな体制変更があり、これはタイミングだと思い前職を昨年6月に退職しました。
そして約半年の無職期間を経て、大学院在学中に転職をしました。
退職当時は修了までの残り一年、学生一本に働かないことも考えていたのですが結局今またフルタイムで仕事をしています。

予定より早く仕事を再開した背景を、失敗談としてお話ししようと思います。(転職が失敗というわけではありませんよ)

お金の計画が甘かった

まず、仕事を辞める=収入源となる給与がなくなるということだったので、どのように修了まで生き延びるかを考える必要がありました。
我が家では共有している食費や光熱費などの生活費をほぼ1:1で出していたので、仕事を辞めた際の生活費をどうするかは事前に夫と話し合い、夫が100%出してくれるという話になりました。
しかし、それ以外の出費をどうやって賄っていくかを十分に考えることができていませんでした。
半年で約100万円かかる学費を支払い、大学まで通う交通費だけで毎月3万円超え+連日キャンパスへ行くときにはホテル泊、それに外食費などなど・・・
失業保険がおりるまで時間がかかったこともあり、口座の残高が日々減ることに焦りを感じていました。
仕事をやめて時間が増えるのに、お金がなくて動けないジレンマを感じていました。もう少し考えておけばよかったなぁという後悔があります。

時間の計画が甘かった

仕事を辞めて自分に自由に使える時間が増えたものの、時間をうまく使えていない感覚がありました。
大学院2年目になり履修科目の数はセーブして研究に集中しようと思っていたこともあり、良くも悪くも決められた予定がない→自分の気持ちが弱いとずるずるとずれてしまう、という感じで夜に嫌悪感を感じる日が増えてしまいました。こんなことならもう少し2年目でもビビらずに授業履修すればよかったなぁとちょっと後悔。
もともと忙しくするほうが好きなタイプで忙しいときほどうまく動ける傾向がありました。ですので、沢山予定を入れれば上手くまわったのかもしれませんが、1つ目の失敗で書いたように、お金に制限があるので今の生活圏でできることは限られていました。
私が見たいもの、会いたい人達は首都圏にいることが多い、だけど片道2時間以上かかる。東京に行ったついでに何かしようもお金がもったいない。
睡眠時間を安定的に取れるようになったのはよかったのですが、どうもシャキッと起きれなくなり自分にイラっとしてしまいました。

結局時間とお金の問題というところになるのですが、もっと深く考えると自分の心の声と会話すること、そして家庭内でしっかり会話をすることが必要だったなぁと思いました。自分一人でなんとかしようと頑張って、あれこれやってみるけどうまく行かず。

どんなに大変でも通学しない=オンラインで履修、というのは可能な限り避けたく(もちろん平日の講義はオンラインになりがちでしたが)、自分の体力が許す限り現地での履修を目指していました。そんななかで引っ越しができないかを夫に相談したこともありましたが、そう簡単に実現するものでもなく。私の希望が叶う兆しはありません・・・
(地方都市は車社会ですし夫は朝晩の帰りが遅く、東京方面に移動することは簡単ではありません。家賃補助の条件もあり、現状維持のほうが家庭の経済合理性が高いのは間違いありません。それがまた悔しい)

通学時間とお金の話に関しては多くの人に「大学院の近くに家を借りたら?」というアドバイスをいただきました。私も同感です。絶対借りておいた方が体力的に楽で、お金以外の時間や精神面で利点があると思います。
1年目にその行動ができていたらな、心からと思います(涙)

あと半年で修了なので家を借りることは半ばあきらめ、なんとかホテル泊でしのごうと考えています。すでに5月下旬から毎週土曜のホテルは押さえています。金額は見たくありません(笑)
ただ、2拠点生活には割と真剣に興味があり、大学院修了したら別軸で条件を立てて物件検索をしようかと考えています!

ということで何ごとも見立てることが大事だなと学びました。
漠然とした不安やモヤモヤはちゃんと解像度を上げると実は大丈夫だったり、いい意味での諦めや安心に繋がると思います。

ちょっと長くなりましたが、度重なる上書き保存を経てようやく書ききれました。
それではまた🍀


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?