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いただきます!ごちそうさま!【エッセイ】

感謝、好意、称賛。
こういうものを受け取る時、照れ臭かったり、どうしたらいいかわからなくなったりしませんか?

私はどちらかというと苦手意識があります。

お世辞で言ってくれたのかもしれないのに、ここで喜びすぎたら後で笑われるんじゃないかとか。おだてに乗りやすいだけに、そう思ってしまうことがあります。

それでも最近は少しずつ受け取りやすくなっているように思えたんです。

それは自分自身の対応が変わったというより、重きをおいて付き合う相手が変わりはじめているからなのではないかという気がしています。
矢印の向きが変化を見せているようなのです。

どうしても、素直にありがとうと言いたくなる人と、怖くて疑ってしまう相手がいて。
その怯えにも似た直感は、本能に近いので、自分にとって間違いではないはずで。

心がすごく純粋な人、卑屈でない人からの「ギフト」はいつも受け取りやすい。

それと反対の人たちからの「ギフト」はいつも受け取りにくい。

これは人だけでなく、食べ物や環境なんかにも当てはまるのではないかと。
そんな気がしています。

心が抵抗をみせない純粋なものを「いただきます!」とありがたくいただいて。
そして今度は両手を高く広げて「ごちそうさま!」と晴れやかな気持ちをどこかへ還元したいものです。

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