マガジンのカバー画像

回想や懐古の類

24
書き留めておかないとある日ふと思い出すこともないのではという、記憶とも呼べないけれどさっとよぎる過去の情景やちょっとした感情のメモ。
運営しているクリエイター

#写真

ほぼ四半世紀前の旅の記憶

謝辞:デジカメなんて高価なものを当時持つ余裕もなく、フィルム写真、というかネガは既にないから現像後の紙でしか残っていないのに、四半世紀経つとそんな紙もデジタルへいい感じに変わるのだありがとうフォトスキャン。 最初のバックパッカー旅は、ちょうど24年前の今頃終わった。 今ほど写真を撮る習慣もなかったし、なんせフィルムカメラだから現像すると意味のわからない暗闇やどこか不明なぶれた景色、知らない人の顔面なども入っていて、見るに値する写真は少ない。 それでも小さなできごとを思い出せ

イーストトーキョー偏愛譚

イーストトーキョーに居を構えて13年めの初夏がきた。 曳舟10年、観音裏3年の暮らしの中で、(いまだのぼったことのない)スカイツリーが建ち、行きつけの銭湯は閉業、地上を這っていた線路が高架になり、あれほど嫌悪していたランニングの週1習慣化、街も私も変わった。変わるからこそ、好きな景色は増え続ける。 三社祭が止まって3回めの初夏、好きな景色を通した自分の視点を綴っておく。 スカイツリー 鉄骨は好きですか?わたしにとっては唯一無二の愛する対象です。 あれほど無駄なく美しさと機