【シェアハウス体験記】〜ケレケレと私と風と虫と〜
2022年3月からケレケレに住んでくれている小学校教諭のえみち。ケレケレをすごく楽しんでくれているのを私たち夫婦も感じているので、ケレケレの日常を文章にしてもらいました。
えみちらしさが滲み出る体験記。
ケレケレ住んでみたいな、興味あるな、という人はぜひ参考にご覧ください
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もう5か月になるケレケレ暮らし。
3月の春の日から始まって、今は8月のはじめです。ウグイスってまだ鳴くんですね。3月はカタコトだった鳴き方も、今では毎朝目が覚めるほど、力強く響き渡る声に成長しています。(何目線⁈)
この木のおうちは、よく思うのですが、トトロのネコバスのように生きているということ。呼吸していて、楽しい時は、一緒に笑って、辛い時は、じっとそこにいて守ってくれている。そんな感じがします。風が家の中をサーっと通り抜けていく瞬間がお気に入りです。
家の周りは、『下谷上』というだけあって、山の向こうから谷に風が吹いてきているのか、この心地よい風は、どこで作られて、どこから来ているのか。そんなことに時々、心を馳せています。このケレケレのお家では、大きな風が吹き込むとみんな幸せそうです。あぁ、いいとこに引っ越してきたなぁ。
ケレケレに来た理由の一つとして、平日のQOL(クオリティーオブライフ)を高めたい。お仕事ガンガン頑張った後は、田んぼのあぜ道のような所、土の道を歩きたい。そして空を見上げると満点の星、そんな瞬間が平日にあるって最高だろうなと。やっぱり私の思った通りでした。ケレケレの自然に囲まれた環境、そしてそこに住むケレケレ家族や住人が、私の疲れを癒やしてくれました。通勤時間が10分から1時間に伸びたけど、色々なことを天秤にかけても、土や草、風や星空、鳥や虫、自然に囲まれた暮らしが、私には必要でした。エネルギーをチャージしてくれる存在、私のQOLは爆上げされたということです。
週末のお休み、特に今のような夏休みに入ると、ケレケレの存在は癒しの場というよりも、チャレンジの場、遊びの場となっています。普段から多種多様な方々が出入りしていて、話を聞いて刺激をもらっていて、するとだんだん「私もなんかしたい!出来るんじゃない?」という気持ちにさせてくれます。「じゃあ、行ってみましょうか!」「やってみましょう!」とケレケレ夫婦、このフットワークの軽さ見習いたいです。そして、一人ひとりが好き好きに生きているケレケレ住人、なので人疲れもしません。気持ちが塞がっている時は、自分の部屋でゆっくりしたり、でも話を聞いてもらってスッキリしたり、全然違う話を聞いて、なんかスッキリしていたり。ゆるく関わり合いながら、自分のペースで自由に生活しています...
今、私は朝、鳥の声が聞こえないと、なんだか嫌です。まぶしい光や風が感じられない生活では、物足りません。大きな緑のお隣で、ヨガしたり瞑想したり、そんな生活に慣れてしまい、実家に帰ってもケレケレを恋しく思ってしまいます。笑
ケレケレは、シェアハウスというかホームステイ、はたまた拡大家族、私もケレケレファミリーの一員よ!とグイグイ自分を入れ込んでいます。家族って何?そんな事を考えていた時期もありましたが、ケレケレも一つの家族です。毎日一緒にごはんを食べて、語らい、一つ屋根の下に暮らすって、十分家族要素クリアしています。地球に住む人、みな地球人みたいな感じです。離れるとわかるケレケレの良さ。いっぺーさん、かずみさん、はるちゃん、ケレケレ住人の皆さん、ケレケレ通じて出会った皆さん、家、自然、全てにありがとう。
過去でもなく未来でもなく、今と仲良く生きようとしている自分が見えます。過去にさほどこだわらず、未来にもそこまで不安にならず、今の延長線上を丁寧に歩いていけば、未来ってつくられていくんだろうなと。自分の好きと周りへの感謝を左右のポケットに入れて、引き続き秋も冬も楽しみたいです。
えみち
サポートありがとうございます。ケレケレのお家の改装費に使わせて頂きます。いつかケレケレのお家に遊びにきてくださいね!