各駅散歩の旅(112)
先週はお休みでしたので、2週間振りのお散歩となりました。
やっつけです。
スイマセン、開き直りました。
特に決めている訳ではありませんが、本来JR駅のターンでありますが、諸事情から相鉄駅のターンとなりました。
だから、やっつけなのです。
横浜駅
[相鉄本線]
横浜市内シリーズ80
重複且つ、ゴール駅であります。
横浜駅は、6社局(JR、京急、相鉄、東急、横浜高速、横浜市交)が乗入れていて、日本最多を誇るそうです。
確かに新宿駅や名古屋駅が5社局ですし、東京駅が3(JRを分けても)で、大阪駅でも4(梅田駅含めて)でした。
まぁ、新宿駅が惜しいのですが、別会社(西武)なので、仮に直結していても同じ駅名にはならなかったでしょうね。
相鉄の横浜駅は、ビルに飲み込まれていまして、階上は一部店舗と大部分が駐車場ですね。
横浜市内では珍しい、頭端式ホームの駅なので、独特の雰囲気もあります。
2階改札を出ると相鉄ジョイナス(商業施設)で、ホーム直下の1階改札は外部とJR改札への連絡口となっていますね。
土曜の夕方で人波が凄くて、早くも若干テンションが下がり掛けました。
お散歩
相鉄の横浜駅を離れて、歩き慣れた西口五番街を抜けて、横浜ビブレにやって来ました。
元はニチイ(マイカル)で、今はイオン系列のファッション系ビルですね。
アニメイトに、ちょこっと寄り道してみました。
盛況でしたね。
ビブレのお隣はダイエーが建替えられて、イオン系のショッピングセンターに生まれ変わりましたが、名前は読めません。
不都合も無いので調べません。
シーユーカナ(小声)
一之橋で新田間川を渡りまして、概ね横浜駅前の喧騒は薄れて行きました。
元々は、明治の鉄道開業で埋め立てられた場所なので、横浜駅西口はコンパクトではありますね。
更に進むと、横浜市道環状1号線に突き当りました。
丘が迫っていて、旧東海道でもありますから、元から陸地だったエリアです。
環状1号を少し歩いて首都高速を潜ると、旧東海道が分かれたので、そちらを歩きました。
その分岐点から先、環1はほぼ平坦なのですが(元は海岸線?)、旧東海道は徐々に上り坂となりました。
上台橋は、横浜駅西口からの道路を跨ぐ陸橋で、道路を通す為に山を切り崩して橋が架けられた訳ですね。
この辺り迄の旧街道は、反対方向から何度か歩いた事があります。
上台橋から、本格的な坂道となって、関門跡の碑の前に着きました。
横浜港開港後に、東海道神奈川宿に幕末から明治初期に掛けて、設けられていた門がこの辺りにあったそうで、神奈川宿の上方(京都)側になりますね。
ただし宿場町には、見附と言う監視(軍事的)施設があった筈ですが、それよりも内側に位置している様です。
下り坂となり、その途中に老舗料亭の田中家さんがありました。
歌川広重の浮世絵に描かれ、坂本龍馬の奥さんも働いていたと言う、歴史ある料亭であります。
広重の絵を見ると、海が近くて風光明媚な場所だった事が伺えます。
坂道を下りると、大綱金刀比羅神社がありまして、お参りさせて戴きました。
もう、何度か寄らせて戴いています。
横浜の金刀比羅(こんぴら)さんとして親しまれておりますが、飯縄大権現の大綱神社との合祀で現在に至ります。
天狗さんが居たのは、そう言う事ですね。
金刀比羅さんは海の神様で、神奈川湊があった事もあり、信仰を集めています。
山岳信仰の飯縄大権現との合祀も、興味深い巡り合わせですし、日本の宗教観の典型の様でもありますね。
お社から失礼して、程無く環1の終端部に合流して、青木橋を渡りました。
こちらの橋は、切り通しで鉄道線路を通したので、跨線橋となりますね。
京急本線、京浜東北線、東海道線、横須賀線の線路が並走して、頻繁に列車が通過する圧巻の風景が楽しめる、知る人ぞ知る鉄道観察スポットでもあります。
橋の袂には京急の神奈川駅もあります。
周囲の傾斜から大まかに、かつての海岸線も想像出来ます。
少し列車を見た後、線路沿いを歩いて行きました。
歩行者の姿も、徐々に増えて行きました。
ゴール
そんなこんなで
今回のゴールは、横浜駅東口でした。
横浜駅エリアの外縁部を、なぞる様なお散歩となりました。
130分程でありました。
横浜駅周辺は埋立地が殆どの為、意外にコンパクトなエリアでありまして、観光客の姿も殆どありませんから、駅周辺を除けばとても歩き易い場所でした。
元々馴染もありましたし何度も歩いていますが、馴染があるが故に気に留めていなかったものにフォーカスするだけでも、改めて新鮮な発見があったりしますから、充分に楽しいものになりました。
(了)