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各駅散歩の旅(93)

最近の相鉄率、高いですか?
気の所為です。
多分。

三ツ境駅篇

[相鉄本線]

横浜市内シリーズ61

瀬谷駅方
希望ケ丘駅方

市内の相鉄本線、コンプリートしました。
三ツ境駅は、昔々少しだけご縁があったりしますが、すっかり様相が変わっていました。
市内では、1番標高の高い(76m)駅だそうです。

希望ケ丘駅方(上り)にある改札口を出ると、目の前は立派なペデストリアンデッキの広場でした。
但し、駅の真横を通るバス通り(県道40号厚木街道)は、昔と変わらず狭隘(きょうあい)でありました。

暗渠(あんきょ)の道

駅前から、商店街を2つ抜けて坂を下ると、暗渠と思しき通りに出ました。
道の両サイドが高台になっていて、道も絶妙な曲がり具合でしたので、そう思ったのですが、宅地化がほぼ飽和状態でしたから間違い無いでしょう。
河川を埋めないのは、下水や雨水対策に活用する為でもあるでしょうね。

やはり暗渠でした。
その終端で小川とは別れて、台地に向う坂道を進みました。

長屋門公園

長屋門
文庫蔵
旧安西家

古民家は極一部で、大半は自然が保全されている公園です。
湧水や雑木林等があって、古民家は谷戸の底にある感じですかね。
高低差は、若干ですけどね。
長屋門は、左側の穀倉と右側の土間や居住部分が繋がっている、珍しい形のものだそうです。
右側の建物は明治期で、穀倉はそれ以前に建てられたものらしいですね。
養蚕でも使われていた様で、近隣には製糸場もあった様です。

意外と、横浜の郊外農村部でも養蚕が行われていて、保存されている古民家の一部では、養蚕仕様の建物も確認出来ますね。
旧安西家住宅は、泉区から移築復元されていて、江戸時代からのものだそうです。

台地を上り下り

谷戸道祖神
丹沢方面
暗渠?

公園を出て、住宅街の中を歩きました。
所謂谷戸地形なので、坂を上ったり下ったりしておりました。
すっかり宅地化も終わって、小川は暗渠となり緑も僅かとなっていましたが、地形にはその面影を残していました。

瀬谷柏尾道路(県道401号)

阿久和川沿いの、バス通りに出ました。
日没が近くなり、大分薄暗くなって来ました。
川沿いと言う事は周囲の台地に挟まれていますので、より一層暗く感じていました。
新幹線の高架を潜り、先へと進みました。

観音禅寺

バス停を3つ程歩くと、瀬谷区から泉区に入りました。
少し歩くと水田や、大きなお寺さんに、阿久和川の親水施設等も現れました。

新橋を渡って、瀬谷柏尾道路から離れました。
相鉄いずみ野線の、高架が見えて来ました。

阿久和川

相鉄いずみ野線

阿久和川は、戸塚駅の下を通過している柏尾川に注ぎますが、右岸側の2つ丘を隔てて流れている境川の支流となります。
その間には、和泉川も流れていますね。
阿久和川の左岸を、少し歩きました。
親水施設もあり、既に日没の頃でしたが、人の姿も結構ありました。

尾根筋へ

西田橋

西田橋を渡り、阿久和川から離れて、坂道を上りました。

尾根筋に出る頃には、すっかり陽が暮れてしまいました。
(写真ではかなり明るく写っています)

古くからの住宅街に入って進んで行くと、雲は高かったのですが雨が降り出しました。
本降りと言う訳でも無かったですが、雨粒はそれなりの大きさでした。

しらゆり公園に着く頃には、雨は殆ど止みました。
高台の公園から、坂を下って行きました。

ゴール

長後街道(県道22号横浜伊勢原線)に出て、ゴールはブルーラインの中田駅でした。
130分程のお散歩となりました。

三ツ境駅から中田駅の間は、徒歩で100分程ではありますが、公園に寄ったり回り道もあったので、結構なボリュームとなりました。
陽が暮れたのは良いとして、雨に降られたのにはちょっと参りました。
雲が拡がっていた訳でも無く、月も綺麗に見えていたので、ほんとピンポイントだったみたいですね。
この辺りは、多摩丘陵や三浦丘陵では無く相模野台地になるそうで、台地上に沿うか川沿いの谷筋で無いと、アップダウンは避けられませんね。
傾斜地も含めて、古くから宅地化が進んでいるエリアでもありまして、そこは港北ニュータウンとはかなり違った雰囲気の郊外部ではありました。