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はじめてヨガをする人へ~そもそもヨガって何?編~

「ヨガって何?」という質問への答え。実は、人それぞれ異なります。それは、一人ひとりのヨガの解釈が異なるからです。だから、これからお話することは、インストラクターまいのひとつの解釈として読んで頂ければと思います😀

< もくじ >
①ヨガは”悟り”のための修行体型だった
②悟りを現代風に言うと?
③つまりヨガは自己調律方法の1つ
④さいごに


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ヨガは"悟り"のための修行体型だった

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ヨガの根本を知るために、ヨガの歴史をザックリとお話しましょう。ヨガは、5千年ほど前インドで確立されました。ヨガの原型となるものは、もっと昔から存在していたと考えられています。その時代背景には、「輪廻転生」という考えが存在します。

<輪廻転生とは?>
死んであの世に還った霊魂(魂)が、この世に何度も生まれ変わってくることを言う。(wikipediaより)

体は魂の容れモノだと考えられていました。でも、体にはいずれ死が訪れ、朽ちていきます。容れモノを無くした魂は、また新たな容れモノに入り、現世を繰り返し生きていくという考えです。

輪廻転生とういサイクルは、「生き続けるって苦しい!生は苦行よっ!」という風にとらえられていたのではないかと思います。仏教用語ですが、四苦八苦という言葉もあるぐらいですからね。その苦しみサイクルから抜け出す方法が、「悟り」とされていました。悟る事で、生の苦しみ、輪廻の苦しみから抜け出すことができ、至福の状態へと身を置くことができると考えられていたのです。

その”至福の状態”のことを、大いなるモノ、神、極楽浄土、宇宙、シヴァ(インドの神様)など。色々な言葉であらわされています。

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で!肝心なことが「どうやって悟るの?」ってことです。

まず、第1の方法として「心を欲に振り回されていたら、真実なんて見えないぜ!心を整えよ!」ということで、心の修行体型(瞑想)が生まれました。

でも、後世の人は気づくわけです。「心からって難しくね?」と。かっぱえびせんみたいなもんですね。やめられない、とまらない(=動いた心を止めることは難しい)。ならば、かっぱえびせんを買わねば良い(=行動を変える)!という事で、心が無理なら体からと考え、現代でいうヨガのポーズというのが作り出されていきました。それが、体の修行体型(アーサナ)です。

だから、”悟るための心と体の修行体系”として、ヨガが確立されていったというのが、ヨガの歴史です。


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悟りを現代風に言うと?

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ヨガの背景を知った時、私は思いました。

私・・・悟りを求めてないな~

と笑😓悟って至福に身を置くっても、今至福になりたいしな~。生きる事は苦しいこともあるけど、修行とも思ってないしな~。なんてね、思っちゃったりするのです。だから、こんな風に言い換えて、現代風に考えてみました。

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悟り ⇒ 自分らしさ
修行体系 ⇒ 生き方

つまり・・・「 
自分らしく生きる 」

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少し言葉を変換するだけで、現代でも受け入れやすい言葉に変わったと思いませんか?

私の経験ですが、過去”普通”という言葉にとても苦しんできました。普通という言葉って、案外呪縛のような言葉の様に思います。「私は●●と思う」と「普通●●でしょ」という言葉で、受け止め方が違うと私は思うのです💦「私は」という主語の方が、自分らしく生きれてる気がするんですよね😋


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つまりヨガは自己調律方法の1つ

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伝統的なヨガとは、目的・解釈が異なるかもしれませんが、そこに至る手段というのは同じだと思っています。つまり、心と体へのアプローチです。だから、私にとってヨガがもつ意味とは・・・

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自分らしく生きるために、心と体を調整する方法
=自己調律

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です。ピアノの弦をイメージしてください。ピアノの弦って、その時の環境や、経年劣化で、緩んだり、突っ張ったり、切れたりします。そうすると、鍵盤をたたいても、変な音が出たり、音が出なかったりします。そういう時、調律師さんが、本来の綺麗な音が出るように弦を張りなおします。​

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ピアノの弦は、私たちの心や体のあらわれです。

環境が変わったり、状況が変わったり、気持ちが変わったり…日常とは変化そのもの。同じ日常を送ることは、二度とありません。毎日、毎分、毎秒、私たちのピアノの弦は、緩んだり、突っ張ったり、切れたりしています。その事に気づかないと、いつのまにか病気になったり、心が壊れちゃったりするんだと思うんですよね。だから、自分らしい、本来もつ音を奏でるために、定期的に自己調律していく時間が必要なのではと思うのです。

その調律方法として、ヨガでは体を動かす【アーサナ/ヨガのポーズ】があって、心をみつめる【瞑想】があって、心の仕組みを知る【ヨガ哲学】というツールがあります。

だから、ヨガは「上手い・下手」「できる・できない」「正解・不正解」というものはありません。「自分らしさ」は、人と比べるものではないからです。


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さいごに

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自己調律の方法は人それぞれですから。私は今まで、ピアノ、書道、水泳、マラソン、登山、キックボクシングと色々やってきました。そのどれもが、自己調律と同じ効果があると思います。

私は、プロフェッショナル~仕事の流儀~という番組が好きで、よく見ていますが、究極まで突き詰めた人たちというのは、それぞれの分野(音楽、料理、スポーツ、ゲーム、会社経営など)で自己調律の方法を見出しているように感じます。

ヨガは手段の1つでしかありません。だから、ヨガをゴリ押しすることもしません。私は、ヨガが好きだから。ヨガと言う自己調律方法を選んでいるだけです。

だから、自分自身が好きなモノで自己調律方法を探していけばいいと思います。自分らしく生きる。納得して生きる。そのために、心や体のケアができれば、その手段は何でもいいのです。

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というのが、インストラクターまいのヨガ解釈でした😀
少しは、ヨガって何という疑問が解消できたでしょうか。
では、一人ひとりのYOGA LIFEを♪
namaste✨

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