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はじめてヨガをする人へ~柔軟性は必要?編~

ヨガをやってみようか悩んでいる方に、よく聞かれること。「私、体がめっちゃかたいんですけど、ヨガできますか?」という質問です。ずばりお答えします!

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できます。

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で、次に「え?体の柔軟性って必要じゃないんですか?」という質問が飛んできます。これも、ずばりお答えすると!

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柔軟性がなくてもヨガはできます。
ただ!ヨガという観点でも、健康という観点でも、柔軟性は ” 大切 ” です。

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というのが、私のお答えです。ヨガは、綺麗にポーズがとれることが目的ではないので、柔軟性がなくてもできます。(ヨガの目的って何?と思った方は、「はじめてヨガをする人へ~そもそもヨガって何?編~」をお読みください。)

ただ、柔軟性が必要ないとは、私は言いません。ヨガという観点でも、健康という観点でもです。では、それぞれの観点で、なぜ柔軟性が必要なのかを、説明していきましょう。

< もくじ >
①ヨガの観点で見る、柔軟性が必要な理由
②健康の観点で見る、柔軟性が必要な理由


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ヨガの観点で見る、柔軟性が必要な理由

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ヨガには、とても有名な教えの一説があります。

STHIRA SUKHAM ASANAM.
スティラスカアーサナム
アーサナは、快適で安定したものでなければならない
※ヨガスートラⅡ-46

アーサナとは、体を動かすヨガのポーズの事を指します。そのポーズを快適で安定した状態でとりましょう、という教えです。快適で安定した状態には、

柔軟性というのが必要不可欠

と私は思って言います。その柔軟性と言うのは、2種類あると私は考えています。

” 心の柔軟性 ” と ” 体の柔軟性 ” 

です。この柔軟性は、ポーズをとるための柔軟性を意味するのではありません。必要なのは、

快適で安定した状態でいれるだけの柔軟性

です。どういうことかと言うと、2つポイントをお話しましょう。

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①心の状態が体に影響する
怒っている人の肩が上がることを「いかり肩」、悲しくて歩くのが遅いことを「足どりが重い」とか言いますよね。心の状態が体に影響することを証明する言葉って、沢山残っています。

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「怖い」「不安」「緊張」そんな状態の時、体がどうなるかというと、ガチっと筋肉がかたくなり、こわばります。肩の痛みを感じた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?じゃあ、心を閉ざしていたらどうでしょう。そういう時、背中は丸まる傾向にあります。本心を見せず見栄を張ろうとしたときはどうでしょう。胸を張って自分を大きく見せようとします。

心の状態は、体に影響しています。心の状態が不安定だと、それは体の不安定さへと影響するのです。だから、心の快適&安定のために、心の柔軟性が必要なのです。

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②体の状態が心に影響する
姿勢の悪さが、メンタルに影響すると考えられているのをご存じでしょうか?うつ病や自律神経失調症の原因の1つとして、姿勢の悪さが挙げられるぐらいです。頭がうなだれているような状態だと、何も無いのに悲しくなってしまったりとか。落ち込んでいても背伸びをしたら、なんかスッキリする感じがしたりとか。姿勢というものが、心に何かしらの影響を与えているのです。

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現代の生活習慣病とも言える猫背。これは、メンタルに大きな影響を与えている事は間違いないでしょう。背中が丸まり、目線が落ちるのは、人が落ち込んだり、安心したいと思うときにとる姿勢だからです。楽しいからと携帯を見下ろす姿勢でいると、安心感を携帯に求めてSNSに執着したり、携帯が無い時に不安感を覚える方もいるかもしれません。何気なく、毎日を送っているかもしれませんが、その時その時で保っている姿勢が、無意識に心に何らかのメッセージを送っている可能性も十分に考えられるのです。

体の状態は、心に影響します。ガチガチにかたい体でいたら、もしかしたら頑固(石頭)になるかもしれないし・・・というのは冗談ですが(笑)!体の不快感が、心の不安定さにつながる可能性は、上でお話した事から無いとは言えないですよね。だから、体の柔軟性が必要なんです。

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体がガッチガチに固まっていたり、心がガッチガチに固まっていると、それは不快な感覚や、不安定さにつながっていくことを私は実体験から感じています。それは、マットの上でヨガのポーズをとる時も、マットの外の日常で過ごす時もです。

だ~か~ら!心と体が「心地いいよ~」「安定していて、安心できているよ~」みたいな状態になれる柔軟性は必要なんじゃないかな~と、私は思うのですよ😓


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健康の観点でみる、柔軟性が必要な理由

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体がかたくなり、腕が上がらなかったり、足が開脚できなかったり、柔軟性が失われていくのは自然なことです。人の体は、年を重ねていったり、動かさないでいるとかたく、動かなくなっていく(動かし方を忘れる)性質があるからです。

体がかたくなるというのは、
筋肉がかたくなるということです。

では、筋肉が動かないと、どんなデメリットが体にはおこるのでしょうか?筋肉の役割を考えてから、デメリットを考えてみましょう。

< 筋肉の役割 >
①骨を支え、動きを生み出す
 ⇒骨と骨の間(関節)配列が整う
 ⇒神経系統のネットワーク通信が円滑になる
 ⇒熱を生み出し、体温が維持される

②内臓を支え、動きを生み出す
 ⇒内臓を動かし、消化・吸収・生成を行う
 ⇒内臓の間に適切なスペースをつくる

体液を循環させる
 ⇒体のすみずみまで、血液を送る
 ⇒酸素や栄養を巡らせたり、疲労物質を回収する

デメリットは、役割の逆ってことです。骨と骨は押しつぶされ痛みが発生します。内臓も動かず、いつも消化不良で胃が重いです。血液が巡らず、体温は低く冷え性で、いつまでたっても疲れが取れません。。。

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なんか、書いているだけで嫌な感じです笑。ヨガの観点での柔軟性でもお伝えした通り、体の状態は心の状態にも影響しますから、人によっては心の健康まで失われていく可能性もあります。

だから!健康の観点でも、柔軟性が必要だと私は考えています。

体のかたさは、体を守ってくれている可能性もあるので、一概に ” 悪 ” とは言えません。必要なかたさだってあるわけです。だけど、常に体に不快感が、痛みがある状態ならば、私なら「改善したいな~」と思うんですよね。

その改善のキーポイントとなるのが、柔軟性

だと私は思っています。自分の体が本来持っている動きをよみがえらせるために、柔軟性というツールがある。それをうまく取り入れることで、自分の健康ケアをすることができるのではないか?!というのが、私の解釈です。

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さぁ、なぜ柔軟性が必要となるか、感じて頂けたでしょうか😀?

実は、” 柔軟性 ”と " 筋肉を使う "というのは、2つで1セットです。それは、少し専門的な話になってしまうので、また別の機会に。

また、ヨガを学び進め、アドバンスレベルになってくると、ポーズをとるための柔軟性も必要になりますが、それは自分の可能性を広げていくためで、ヨガをする目的が少し異なってきます。これもまた、いずれブログに書いていこうと思います。

では、一人ひとりのYOGA LIFEを♪
namaste✨


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