見出し画像

2023.11.20/オープンの日

前回からかなり時間が経ってしまったのですが、
最後のオープン日の事が書けていなかったので、
その事を忘れないうちに書いてしまわないと!

と思いつつ、オープンから何と5ヶ月経って、
半年目に突入していました。

今の状況はというと、仕込みに追われているのは、まだ相変わらずで、自分に対しての謎のストイックさを求めてしまう部分もあって、融通効かないなぁなんて日々もあるのですが、営業自体のペースは掴めてきて、完璧で無くても大丈夫である。と、ある程度自分に優しくするのもできるようになってきつつあります。

さて、本題のオープン当日の事に↓

2023.6.16 (金)
お店のオープン日です。

オープン当日まで、コロナの影響で体調が思わしくなく、疲れに心がやられ掛けてはいたのですが、本当にびっくりするくらいオープン日のその日に、身体の不調がキレイに止まりました。

前日まで咳もあんなに毎日酷かったのに。
本当に不思議。

お客さまが、オープン日に沢山来てくださって、もしお店が回せなかったら怖いので、出店の時にも度々お手伝いをお願いしていた友人に助っ人として入ってもらい、母にも、いつでもヘルプで入って貰えるように、スタンバイしてもらっていました。

もし、フルに1時間に10人ぐらいが来て下さったら、5時間で一日で50人のお客さまだから、3人でも結構大変だろうなという予想でした。

恵文社さんでの出店の時には、1日で80人近くの方が来て下さっていて、それはそれはテンヤワンヤだったのですが、今回は、お店で食洗機もある。
何とかなるよね?

ただ、1人で営業する事も、これから毎日営業がはじまる事もわかっている状態で、おそらく知り合いは日にちをあけて来てくださるだろうし、もはや、めっちゃ来て下さる気がマンマンだけど、全然来ない可能性もある。

と色々と気持ちも予想も混ぜ混ぜでしたが、
いよいよオープンの時間が迫ってきました。

不思議とドキドキする気持ちはあまり無くて、
落ちついていました。

やっと始まる。

時間の少し前、窓から下を見ると並んで待っていて下さる方も数人いらっしゃいました。

ケーキも準備できるだけしたし、
接客はいままでずっと仕事でしてきた。
後は一つ一つの注文を丁寧に。
忙しくなった時こそ、焦らずに。

疲れても、絶対にイライラしない事。

神さまも、ご先祖さまも、見守っていてください。
私がやろうとしていた事、自分の力でやっとここまで来た。色んな人に助けてもらって、やっとお店をオープンできる日まで来た。

これから、毎日この場所に来てお客さまに来てもらう。人の居場所も作りたかったけど、自分の居場所も作れたよ。

毎日、これからこれが日常になる。
特別な日じゃなくて、これが日常になるね。

そうして、オープンの一日が始まりました。

初日には、以前からsnsで応援してくださっていた方や、たまたま知って来て下さった方、瀨口航日さんも来て下さったし、一階の北白川薬局さんも来てくださいました。

今も、その時に初めて知って来てくださってから、毎週来てくださってるお客さまも。

初日は約30人の方が来てくださいました。
実際は考えていたより、落ちついた一日でした。笑

今考えたら、それでも充分沢山お客さまが来てくださっているのですが、今まで出店の忙しさに慣れていたのもあって、少し不安も残る始まりでもありました。

全然、不安に感じる事では無いと今になっては、分かるのですが、もしかしたら今後減っていくばかりになるかもしれない。。と、いやいや!まだはじめは様子見で混んでるだろうから後日来てくれるのだよ、きっと。

と、気持ちは上がったり下がったり。

でも、Instagram以外での宣伝もご近所にも案内もしていなくて、階段にはメニューも無く、この上なく入りにくい雰囲気で、30人も来て下さるなんて、本当にありがたい事でした。

あっという間に、1日は過ぎて。
終わったら、すぐに余韻に浸る間も無く、
次の日の準備に取り掛かる。

明日は何人くらいのお客さまに会えるのだろう。
1人で大丈夫かな?あの人にはいつ会える?

来てくださったお客さまは、
どんな気持ちで過ごされたのだろう。

真新しいまだ何もあまり無い空間で、
居場所を感じてくださる事はこれからできるのかな?

作業の手は動かしたまま。なんだか、急にちっぽけな私が俯瞰で見えたような気がしました。

喫茶店に立つ私。
屋根を抜けて、空を抜けて、地球を出て、宇宙に出て、広い所に出たら、すごく小さな事をすごく大事な、すごく重要な事のようにふるまって居る私。

大した事した気になっていたけど、大した事ないな。

そう思ったら、気が少し楽になって、
日々の事を淡々とこれからこなして行く事が、
より大事な気がしました。

そして、お店ができるまでの日を思って、
この愛おしい気持ちを励みに。

きっと、これからも望む事は叶う。
明日からも同じ事の繰り返しで、こうして私の日常をここで作って行くのだなと思ったのでした。

これで、オープンまでの日々の記録は一旦終わりです。また、気が向いたらお店に関係する何かで書き始めるかもしれません。

これから、またどんどん考えもお店も変化していくと思います。

その都度、考えながら、このお店が長く続けていけるように日常を過ごしていきます。

読んで下さっていた皆さん、
ありがとうございました。

これからも、どうぞ宜しくお願い致します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?