note離れが進む原因

 日に日に「noteをやめて○○に移りました」とか「他所でブログ始めました」という人が多くなって来たように思います。かく言うわたしも、こことは別に書く場所を確保していますし、いずれブログも始める気でいます。

 ただ、わたしは今のところはnoteをやめるつもりはなくて、ブログは書く特訓のために始めようかと思う次第でして。なんだかんだ言ってnoteが始まった頃からのお付き合いですし。

 書く特訓はnoteでできるんじゃないの?って突っ込まれそうなんで言っておきますが、noteってなんでもかんでも書いていい場所じゃないって思うんですよ。

 noteって敷居が高いんじゃないか?

 そう思ったのは、noteがそもそも「クリエイター」の集まりとして始まったサービスであるということが深く関係していると思うんです。単なるWEB日記である「ブログ」とは一線を画した存在なんですよね。だからこそ人が集まって来たと思うし。

 マガジンを形成できたり、noteやマガジンを有料にできたりという目新しいサービスに、もともとブログをやってて、WEBで何かを発表するということにある程度慣れていた人たちがどっと集まって来たんですね。何だコレオモシロイ。しかも収益につながるかもしれんって。

 だけど、noteで書き続けているうちに気づくわけです。「アレ?なんかつまんない」って。理由は以下に。

①思ったより儲からない

 プロブロガーの人が「note儲かるよ!みんなもやりなよ!」って言ってくれちゃったおかげで、一獲千金を夢見て他所から移ってきた人は今頃拍子抜けした格好なんじゃないかなあ。

 WEBでお金儲けなんてそんな甘いもんじゃないです。以前、同じようなテーマで書いたことがあったんですけどね。

 noteで書いてお金儲けができるのはもともと知名度がある人やずばぬけた才能がある人のみです。それ以外の人は、このnoteという場所をステップの一つと捉えて、自分の「作品」を売るという経験をしてみて「クリエイター」としての鍛錬を積んで、デビューさせてくれる誰かの目に留まるのを待つか、あるいはこのnoteで発表したものをポートフォリオとして営業活動をするという使い方が適当な気がします。

②誰も読んでない

 純粋に見てほしい、読んで欲しいという欲求が強い人ならnoteよりはてなブログとかアメブロとかに移ったほうがいいと思います。知名度高いですから。

「noteやってるんだよね」

と言っても誰も反応してくれませんが、

「はてなブログやってるんだよね」とか「アメブロやってるんだよね」

と言えば食いついてくる人はいます。それだけユーザー数が多く、認知度も高いということです。noteは使う人も、そして見る人も選ぶサービスです。登録ユーザーでない人がnoteを見るといちいち「あなたも登録しませんか?」と聞いてくるのでそのうち見るのも嫌になります。たくさんの人に見てもらいたい欲求が強い人は普通のブログに移ったほうが幸せになれます。誰からも見てもらえるもん。

③書くことに気を遣う

 noteはブログサービスじゃないわけなので、なんでもかんでも書いていいわけじゃないと思ってます。「読ませる」「魅せる」「聴かせる」ものが載っている場所であるとわたしは認識しているので、書くことにはすごーく気を遣ってます。

 一番大事なのは、他人を楽しませることができるか?ということなので、そういうネタがないときは留守がちになります。

 でもそうなると、書く能力とかモチベーションとかって衰えてくるんだと、まさに今実感しております(笑)ちょっと書かないでいる間になんか書くのがしんどくなっとる・・・!

 これではイカンと思うんだけど、薄っぺらい内容のものを数打つ、ということはここではできない。なら他所でブログやっちゃおうって思っちゃったんですよ。オモシロイと思わせることを意識しないで、とにかく千本ノックをやらなくちゃあ、どんどん腕が鈍ってしまうよ・・・。

④トモダチなんてできない

 それ以前にね、シャッフルの機能なくなりましたよね。どうやって面白いクリエイター探せばいいんだろう。ユーザーの中には、積極的に人探しをして、面白い人が見つかれば自身のフォロワーに紹介するという尊い活動をされている方もいるんだけど、そんなことをユーザーがしなければいけないほど、noteは人探しがしにくいサービスです。

 そんなんだから、仲良くなれそうな人なんて見つかるわけがないんですよ。もともとここは、気軽に話せる友人を探す場所ではないと思うんだけど、もし友達が欲しいなら、twitterとかMiitomoとか、コミュニケーションに特化したSNSを使うのがいいと思います。

 noteって、リトルプレス専門店に似ていると思うんです。プロが作った書籍は一切置いてなくて、個人が自分の好きなことを冊子にまとめたものを、有料あるいは無料で置くという店。作る方は、自分の作っているものに自信がある人なら有料の冊子にするし、ただ読んでもらうだけでいいという人はフリーペーパーにします。

 だけど、リトルプレス専門店って存在がそもそもある一定の人にしかウケてはいないんです。素人の書いたものに興味示す人がいない。そんなことないよ、この人素人だけど、すごい面白いもの作ってるよ!ってニッチな魅力に「気付いた」人しか店に足を運ばないんです。

 わたしはリトルプレスの店大好きなんでnoteはやめないつもりですけどね。もうちょっとライトなものを書くために後日ブログをはじめます。

 


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