マガジンのカバー画像

日常

63
ただの日記
運営しているクリエイター

#旅

旅がわたしに与えるもの

    帰省の際の交通手段で空路を選ぶのに躊躇し、陸路を選択した。「あ、錆び付いたな」と思った。何が?  わたしの勇気が。     未知の感染症に人類が外出自粛をはじめてからどのくらい経つのか。わたしも例外ではなく、年に2回ほどは必ず旅に出ていたのに、全くしなくなってしまっていた。     前に、旅が楽しいのは出発するまでだと身も蓋もないことを書いたが、では旅に出なくてもいいではないかと言うとそうでもない。たとえ道中が思うほど楽しくなかったとしても、旅に出ること自体がわた

旅は修行

 この連休も旅に出ていた。  旅は自分探しではない。そりゃそうだ。自分はここにいる。別の場所を浮遊しているわけではない。  では旅が現実逃避なのかというとそうでもなくて、わたしの場合は現実を背負ったまま旅に出て、背負ったまま帰ってくることが非常に多い。現実もまた、自我と同じようにわたしの中にこびりついているのだ。  夜、宿で床についたときに、そういった「現実の荒波」が押し寄せてきてしまって眠れなくなってしまうことも少なくない。待っている現実の重さを思い、ガチで泣いた時も

旅で一番楽しい時間

 いろんなところに出掛けて行けるのも今のうちだなと思って、この2年くらいは国内をあちこち旅している。わたしには、まだ行きたいところも、見たいものもいっぱいある。  旅の間は邪魔にならない程度の小さいノートを持って、隙間の時間で見たこと思ったことをひたすら綴る。もはや、遊びに来ているのか宿題片付けに来てるのかよくわからない。  時間がもったいないって思ってしまうので、旅の間の予定はギッチギチで、余裕をもってじっくりのんびりという「おとなの旅」はまだまだできずにいる。あそこへ