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アサシンまいりのニューヨーク記①


そうだ、NY行こう。

年1で海外旅行に行くことを目標にしているのだが、イマイチ目的地が決まらないまま1年が終わろうとしていたところ、そういや推しカプがニューヨークに行く話を書いたばかりだった。そうだアメリカがあるではないか。あまり興味がなかったはずのアメリカだが、ここ最近のジャンルのおかげで無事に守備範囲内になったため、そうと決まればガイドブックを2つ購入。

フリーランスかつフリーダムな悪友に「ニューヨーク行かね?」と唐突に声をかけ、パスポートの取り方を教えたり、事前にいろいろ予約したり……なんだかんだあって初・海外旅行の相棒に共に、アメリカに旅立ったのである。

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「アメリカで待っていろ、火神……」長年連れ添ったぬい、緑間真太郎こと「ちんたお」



1日目。

日本:1月16日17時発
米 :1月16日16時着
12時間越えのフライト✈️

初手から時差バグるな。タイムトラベラーとなった私は同じ日の大体同じ時間に発着するという地獄を知る。

飛行機はかの悪名高きユナイテッド航空。

安さには勝てなかったょ……。評判など知っているのでいろいろ心配していたが特に悪いところもなく、普通に満足であった。機内食も美味しいしデザートにアイスが出る。嬉しい。

映画も100作品近く観られ(日本語対応は少数だが)なによりワンスアポンアタイムインハリウッドが観られるので優勝したと言っても過言ではない。ワンハリはいいぞ。通算五度目のワンハリを観て寝たり起きたりしながらアメリカに着いた。リックダルトンはかわいい。

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強制昼夜逆転フライト

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ロシアからアラスカへ。

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カナダ上空。真っ白の部分はなんと湖。

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たぶんアメリカ上空

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着陸寸前、NYが見えた。着陸時はカバンの蓋を閉めよう。衝撃で中身が飛び散るぞ(フランスの時もやった)(学ばねえ奴)

ニュージャージー州、ニューアークリバティ空港に到着、なんだかんだ入国審査を終えた。相棒は税関用紙を書き損じ、別室に連行された。二度と会えないかと思った。

(あわあわしながら出口に向かったら荷物受け取り場で合流できた。二度と会えないかと思った)

エコノミーでバキバキの体を引きずって予約していた送迎バスに乗る。
片道八千円、費用を抑えるため日本人向けの送迎バスを使わず電車やローカルバスを使ってホテルに行くかで悩んだが、すぐに日が暮れ暗くなったことや、空港から1時間近くかかることもあり正解だった。タクシーよりかは安いしね。

高速に乗った間はほぼ寝ていて、バスは気付いたら夜になったニューヨーク州ニューヨーク市内にいた。日本では見られない光景が続々飛び込んできて、何もかもが映画みたいだと思った。


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今見ると何でもないとこを撮りまくっている。


着いたホテルはここ

MOXY NYC TIMES SQUERE

https://www.booking.com/hotel/us/moxy-nyc-times-square.ja.html

5日間お世話になる宿だ。

歩いてタイムズスクエアまで行けるし、縦に長いマンハッタン島の中心、ミッドタウンに位置する。

いかにも今っぽい、インスタ映えする感じのホテル。入ると薄暗くてピンクのネオンがビカビカ、陽気なEDMがズンズン流れるクラブハウスみたいなフロントだった。(実際最上階はクラブだとか)

部屋も新しくて綺麗だ!若干狭いがこれだけあれば充分である。

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設備は必要最低限なので、(それゆえ安いのだが) 冷蔵庫、ポット、バスタブがない部屋だ。Wi-Fiはあるし、コンセントはUSBケーブルを直挿しできるので変換プラグが要らないのもポイント高い。


テレビをつけたらクイズ番組がやってた。アタックNO1を思い出したし、司会者が米国版みのもんたみたい。司会者ってどこの国も同じなんだなと思った。フツーにバスケ放送やってるのも🏀さすアメ。

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「バスケの本場なのだよ」

ネオンパワーで元気が出てきたので、部屋に着いたのもそこそこに夜のNYへ繰り出した。

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デケエ。スケールがデケエ。こんなにデカい建物ばかりで大丈夫なのか?(?)
ソワソワしながらGoogle マップ片手に歩いてタイムズスクエアへ向かう。
スタバもSUBWAY(地下鉄)の字もギラギラ光るタイムズスクエア仕様だ。

全てがタイムズスクエアに寄せてきている。夜なのに昼のように明るい。感動しかない。こんなにデカいスクリーンがこの世に存在するんです?渋谷の10倍以上あるんでは?

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よく知らない人だがとりあえず撮った

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人工物の集まりが絶景になり得ることを今日ここで知る。
そして寒い。とにかく寒い。たぶんマイナスいってた。イヤマフと手袋をホテルに置いてきた自分を呪う。ぜっってーーー必要だから気をつけろ。


なんだかんだお腹が空いた…ので食料を調達。手慣らしでマクドナルドに入る。注文がタッチパネル式なので観光者にもやさしい。英語のハードルが高い人でもマクドナルドさえ有れば生きていけるのでおすすめ。

(カスタムボタンを押して全てのトッピングを無しにすると、金を払って“虚無”を買うことができる、みたいな話をどこかで聞いた。試せばよかった)

ポテトを袋に詰めた店員にケチャップいる?と聞かれたのでイエスと答える。すると店員は乱雑な手つきで何かを鷲掴みにし、袋にズボッ!と突っ込んだ。今のは……ケチャップの小袋か……?袋を受け取り、中身を見ると、Sサイズのポテトと一緒にケチャップの個包装が6つほど入っていた。いや多くね?さっそくアメリカクオリティの洗礼を受けた気分になった。

ホテルに戻る途中、ドラッグストアが目についたので入ってみた。入っていきなり、ガタイのいい警備員の格好をした男性(棚をいじっていたので店員なのだと思う)と目が合う。ニコッ!「hello!😜」と声をかけられ、エッ私に!?と思いつつ「ハロー😳」と返す。だって他の人には声なんかかけてないじゃんか……?マークされたのか……?とドキドキしながら店内を見回す。

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ドラッグストアなので売っているものは日本と同じようなものである。が、何にせよ飲み物もデカいし、シリアルのコーナーには“圧倒される” 。 食品のパッケージに実写の人間の写真が使われてるの、日本じゃほぼ見ないよね。鶴瓶のミネラル麦茶ぐらいか?

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お菓子のコーナーでキスチョコならぬハグチョコを発見、テンションが爆上がりして手に取る。ずっしりと重い。バラエティパックみたいなサイズもあったのでまだ小さい方。嘘みたいだけどチョコ50個ぐらい入ってた。

フラフラとお菓子を見ていたら、カゴを持った先程の男性店員に何かしら声をかけられた。え!?と振り返ると手に持ったカゴいっぱいのクッキーの個装を指差し「cookieいる?😄👇」と言われる。「NO!thank you 😃💦」と手を振ると、彼はレジ前の棚に向かって去っていった。(いらない時はハッキリNOと言わないといけないと頭の隅にあったものの、なんとなく申し訳なかった)
そこで気づく、(アッわたし子供だと思われてんだわ〜!!!)まあフレンドリーに接してもらえるに越した事はない。サンキュー警備員。ハグチョコとコーラを買って退店。
クレカ機械の使い方がわからず戸惑ったらレジの女性に助けられた。
ホテルに戻り、マイナス外気温で冷え切ったポテトを食った。
楽しいアメリカ生活の始まりである。

飛行機でうまく寝れなかったので早々に寝落ちした。


⭐️NY2日目

早朝5時に起床。時差ぼけである。
7時からホテルの朝食だ〜

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カリカリベーコンイカれた色のシリアル!!!!これぞアメリカンブレックファスト🇺🇸シリアルはめちゃくちゃトウモロコシの味がした。

ブッフェ形式なのでド偏食にも優しい。メニューはトースト、バナナ、スクランブルエッグ、ベイクドポテト、やたらミチミチした質量がすごいソーセージ、カリカリベーコン、シリアル4種、ヨーグルト。野菜いっこもなかったな。
コーヒーやオレンジジュース、牛乳飲み放題🥛かなりいい


2日目の予定は街歩き!

主な行き先はフラットアイアンビルとスタテンアイランド行きフェリーだ。

そして今日は地下鉄…初NYメトロに乗るのである!
いろいろ手間を省くためにも、全ての路線7日間乗り放題のメトロカードを買う。バスも乗り放題の優れものだ。33ドル💵である。

あんまり高額なドル札を入れるとお釣りに上限があるので弾かれることを知った。あとお釣りはぜんぶコインなので財布が重くなる。

とはいえ街並みを楽しみたいのでミッドタウンからマジソンスクエアパークまで歩いてみる。

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もう何もかも新鮮に見えるので、立ち止まっては写真を撮り、立ち止まっては何アレ?!と興奮する。全ての建物がデカいので、我々は小人になった気分だ。

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道中も写真を撮りまくる


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ついた!けどまさかの工事中👷‍♀️ 一番大事な正面が足場で隠れている。
フラットアイアンビルだ〜!!!みたいな感動は正直なくなってしまったので適当に周りの風景を撮って休憩した。

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がっつり工事中。フラットアイアンビルは1902年から建っている歴史ある三角形のユニークなビルだ。

本来の姿はウィキでどうぞ

https://ja.wikipedia.org/wiki/フラットアイアンビルディング

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雀が可愛いかった。

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マジソンスクエアパークにはドッグランがあった。犬も可愛い。


休憩したのち、自由の女神を見に行くぞ!ということで地下鉄に乗ってスタテン島フェリーを目指す。

地下鉄はメトロカードを手動でスライドさせて改札を通るのだが、このスライドがめちゃ難しい。遅くても早くてもいけないのだ。しばしエラーを起こす改札と戦いなんとかメトロに乗った。

自由の女神が建っているのはエリス島である、しかし直接行くよりマンハッタン島の景色も撮りたかったので、3種あるフェリーの中からスタテン島行きフェリーを選んだ。スタテン島は無料フェリーが30分ごとに往復で運行している。

(映画スパイダーマンホームカミングで真っ二つにされたフェリーでもある!⛴)

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マンハッタンの端っこに到着!海だ!
さっっっっみ〜〜〜〜!!!!

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カモメ?がスゲーいっぱいいる。かわいい。

「かもめが飛んだ日」を歌いながら近づいたら逃げられた。仲間に入れて欲しかっただけなんだよ……

リスもいた。デカい。早い。まるで写真に捉えられないが、リスが木の上にめっちゃいる。

スタテン島フェリー乗り場に到着!乗り場の待機場である室内はめちゃ広いし飲食店がたくさんある。ベンチも多いので助かる(歩きまくって脚がガクガク)

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いざ乗船!進行方向の右側に自由の女神を見ることができる👀

遠いのもあるけど結構小さいのだな!
牛久大仏のがでけーわ多分

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バナナフィッシュで見たやつだ……(号泣)
君はヒョウなんかじゃない😭😭😭

ちょうど30分ぐらいでスタテン島に到着、といってもスタテン島にこれといった用事はないので、お土産屋さんでのんびりして30分後の帰りのフェリーに乗る。今度は進行方向の左側に乗ると自由の女神だ。


フェリーから降りて、昼ごはんどうしようか…と話しているとフェリー乗り場内部にネイサンズを発見し突入!

ネイサンズは創業1916年の有名ファストフードチェーンだ。街中にスタンドを見かける時もある。本店はブルックリンのコニーアイランドにある。

念願のネイサンズだ〜!シンプルなチーズドッグを頼む。

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めっっっっちゃくちゃ美味え……(絶句)
ソーセージの旨さが神がかっている……。一瞬でなくなった。かなしい。あと2個は食べれた。相棒がワケもわからず頼んだチーズベーコンフライもめちゃ美味しい。ポテトにチーズソースとカリカリベーコンがふんだんに乗ってる。これを毎日食ったら“終わる”な……と思った。

1日目の目的を早々に果たしてしまったため、話し合ってとある場所に寄り道することにした。

ワールドトレードセンターである。

9.11同時多発テロが起こったビルの跡地だ。

NYに来たからには足を踏み入れるべきだとは思っていたので、メトロでワールドトレードセンターに向かう。

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かつてここにはツインタワーが建っていた。ぐるりとプールを囲むように、テロによる死者の名前が刻まれている。後から知ったことだが、ワールドトレードセンターは「貿易による世界平和」のテーマのもと建てられたはずだった。

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新しく建てられた、現在NYのシンボルの一つになっているワン・ワールドトレードセンタービル

(映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」はあのテロで父を失った少年の映画なので、ぜひ観て欲しい。)

しばらく探索し、ここを後にした。

このあとどうしようかなーというタイミング、電車内にデカデカと「museum  of sex!」というオサレなデザイン広告が出ていて、「ミュージアムオブ…セックス…?」脳直で繰り返してしまった瞬間、電撃が走る。

セックス博物館である❗️
めちゃくちゃ興味津々だったくせにNYに来たテンションで頭からすっぽ抜けていた。ちょうどホテルに戻る道中にあるので、そうと決まれば渋る相棒を説得し目的地に向かった。

Mosexに到着、意外と小規模だ。よく見たらさっきここ来たな、てかマジソンスクエアパークのすぐそばだった。

オシャレな秘宝館みたいな感じ。
一階はショップになっている。
無論18禁。成人済みの私たちは入場できるのだが、私(身長153cm)と相棒(身長14?cm)は間違いなく止められる予感があったので入場チケットを買う度胸はなくショップを見て満足。

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いっそ清々しすぎてエロさを感じないのは不思議である。

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たぶんだけど、セックスに対する考え方がJOY&LIFE寄りなのではないかと思う。激安の殿堂(某ジャングル)の発禁コーナーとの違いに慄く。

しかしながらアメリカの偉い政治家の写真を容赦なく使ったジョークマグネットなどもあったので、下ネタは万国共通だなと思いました。

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ベルを鳴らすと推しカプがおっ始めるゲームしたくて買おうかと思ったけど、荷物検査受けたら詰むからやめた  おれはよわい

mosexを出たあとはまたフラフラと歩きながらホテルに戻る。

正直に言うとこの後の記憶があまりない。ホテルに戻って、夜中だったか朝方に、相棒が食べきれずにずっと持ち歩いていた冷え切ったネイサンズのフライを食べた気がする。たぶん時差に耐えられずに18時ごろに即寝落ちしたのではないかと思う。思い出したらまた書きます。


3日目はメトロポリタン美術館とニューヨーク市立図書館にいったり大麻ショップを発見してしまったりしますが、何しろメトロポリタンの規模が”異常”なのでまた後日!



アサシンまいりのニューヨーク記2に続く

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