【分析】「岸田首相が無能だった…のではなく国民の為になる政策に(理由あって)踏み切れなかった(数年間だった)」という考え方・可能性

こんにちわ、じっくりゆっくり、政治評論するタイプの顕正会員ですw
タイトルでは岸田首相を庇うような事を言っている私ですが、もちろん数年前から岸田政権に対する評価は殆ど変わっていませんw

岸田文雄 総理大臣 自民党総裁選 立候補せず これまでの歩み 選挙応援で爆発物 ウクライナ G7広島サミット | NHK | 自民党総裁選
↑岸田首相のこれまでを画像付きで纏めているNHKのページです。
《新しい資本主義》という言葉。懐かしいですね。未だに何が新しかったのか本人の口からも説明が難しいという結果です。個人的には、《古い資本主義を何とか継続だ》の方が正しいのでは?と思うこともw経済界の為の政権だったのではないか、という見方がネット上・YOUTUBEの言論人の見方、では多いようですね。
岸田首相「最後は自分で決めた」自民党総裁選不出馬を電撃表明 [少考さん★] - 5ちゃんねる掲示板 (5ch.net)
さて、今回自分が気になったのは、↑5chの↓コメントなんですね。
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0019 名無しどんぶらこ 2024/08/14(水) 13:04:19.83

岸田政権には問題もあるが、世の中の人たちがいうほど間違った政策を行っているようには思わない。

あからさまにおかしな政策を行ってれば分かりやすいが、実際、後になってみてもその政策が
間違っていたかどうかの判断は難しい。なぜなら国そのものに問題がある場合もあるからだ。
その場合は、一時期を担う政権に全ての責任を求めるのは酷だ。

例えば、国民性が怠惰であったり、あるいは全体の能力が低かったり、モラルなど国民の資質に問題があったり、
いきすぎたポリコレを政策に求めたり。

その場合、政策の取りうる幅は非常に狭くなり難しい舵取りを迫られることになる。
国家間や国民の間の利害も一様でないため、経済や外交を鑑みて、その中の最適のグレーを選択したとしても
国民からの支持は得られないことが多い。

沈みゆく中で、もしかしたら今が最良の政権だったなんてこともあり得る。
実際、熱狂的に支持された鳩山政権は国を破壊するレベルだった。

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ニュー速、5chの政治スレでは、しばしば↑のような逆張りコメントというものがありまして、自分は毎回「そんなわけないだろ(笑)」と心の中でツッコミを入れているのですが、↑のコメントを見て、岸田首相が就任した3年前をふと思い出したんですよね。
当時、リアルタイムで(NHK放送)首相就任のニュースを見てました。高市早苗議員が二位以下で首相になれなかったという事を知った時、頭の中で最初に自分が思ったことがこれでした。
「え、あの方じゃないの??」「まだ、自民党は『溜めたい』のかもしれない」「今高市早苗議員が革命的または保守愛国的な政策をやるとした場合、2021年10月現在の他党(野党)は大反発するだろう、それに各県知事や市議会議員も付いていけないのではないだろうか。」
と。またその時隣にいた友人は自分と同じ政治にあまり詳しくないタイプだったのですが「手堅く安定して、という道を選んだってだけじゃない?右翼的な人は、そう多くいないでしょう受け入れられる人。」と申してました。

>間違っていたかどうかの判断は難しい。なぜなら国そのものに問題がある場合もあるからだ。

↑いや、国そのものを変えていくのが政治家の使命だろ!wとツッコミを入れたいという方もいるでしょうが、そこで「俯瞰してみて」「首相でも変えられない」と(仮定)すると、確かに彼(19名無し)のいう事も一理ある。例えば首相より経団連、財務省、各県知事の全体的な思想形態の方が優先されている、(その当時であれば)強いとすれば。
「2021-2024が溜めの期間である可能性」つまり何時も政策・決断の速度が遅い日本人の性質としては、(上記の理由も加えて)一度「(次の首相が動きやすくなるための)反動」に使える(生贄のようなもの)政治家を用意しなければならないのかもしれませんと。江戸時代の政治をご存じの方はイメージし易いと思うのですがAという親 王がBという親 王を担ぎ上げるまでの土台、前座、という様に反面教師として利用される、或いは後天的に利用されるようになる、というケース。これは政略や策謀として機能するケースもあれば、後々国民と政治家が共に一致点を見出すことが出来る機会を得るまでの必然的に通らなければならない過程であるとするケースもある。
岸田政権の場合、支持率20%以下と鳩山由紀夫政権時代並の悪評価を下されたことで、次の政権が各分野・派閥に【(岸田政権時代の)反動】として受け入れられ易くなる、と。もちろん、次の首相においても自民党が変わっておらず、国民市民の為になる政策を行わなかったり、後回しにしたり、その時代においても経済界が強かった、或いは元々自民党は政党としては経済を立て直し安定させるために(00年代)から存在しているのだから変わらず・・・というパターンも無論あり得るわけです。

19 名無しが言う「間違った政策を行っているようには思わない。」これが事実だとして、では「より良い政策」を、当時(岸田政権時)には出来なかったことを次の政権では可能になるのだろうか。それとも出来ずに「岸田政権の方が良かった」「岸田政権も次の政権も最低限仕事は出来ているというだけだ」となるのか。見ものですね次回総裁選。日本が民主主義国家として成長出来るかという事もここでは同時に試されているのではないかと思うのです。

ここまで読んでくださってありがとうございました。<(_ _)>
今回はここで記事終了です。↓に続きませんw



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