Paris劇場後記

皆様、こんにちは。

年が明けてまだ間もないですが、わたしは多忙な日々に明け暮れております。今年はわたしにとって、良くも悪くもエキサイティング。良い方向にだけエキサイトしたいものです。

さて、先日はパリの劇場で踊って参りました。すぐ並びにあるのはかの有名なムーランルージュ。実はこの一帯、治安が悪いんですね。我が家のマダムにも気を付けてね〜と何度も言われました。

この劇場初めてだったけど、少し小ぶり（といっても３階席までありました）でとてもいい劇場でした。わたしは劇場出身なので、劇場大好きなんですよね。広ければ広い程動くし、燃えるのです。

写真だと見にくいけど、真ん中には螺旋階段があり、下の楽屋から上がって出て来れます。もしくは両サイドから登場。そして舞台手前は１段ですが段差がありました。

楽屋から何から中の様子はTwitterにアップした動画でどうぞ（わたしの声が入っています）。

今日はThéâtre です。 pic.twitter.com/3SmVpBKPGC

— Maico🇫🇷Tsubaki (@MaicoTsubaki) January 24, 2020

この日はわたしのお友達のJulietteがパリでバーレスク教室をやっているのですが、その発表会という様なイベント。彼女に習った生徒さんが沢山出演し、ほぼ毎月やっています。今回２０人程出てたのではないでしょうか。わたしは今回で３回目、毎回ゲストで出演しています。

今回のテーマは冬の女王と不思議の国のアリス。冬の女王は以前の衣装を少し変えて、不思議の国アリスはもう本当に時間もないし、忙しいし、着物と合わせる小道具を色々作っての参戦でしたが、大成功だったのではないでしょうか。曲も衣装もパフォーマンスもぴったりハマりました。リハはやったけどぶっつけでやった割には出来がよかったと思います。

普段はここまでやらないのですが、この日は自由に出来るイベントだったのでメイクも変えました。１回目のショーも２回目のショーも大大盛況！　満員御礼で立ち見も出ていたし、１階〜３階までの客席が埋まっていました。２回目の不思議の国のアリスに至ってはスタンディングオーベーションを頂き、嬉しかったなー。始まる前のJulietteのMC時には日本語で、早くー！とお客さんから歓声が上がりました（笑）。お客さんのダイレクトな反応は本当にパフォーマー冥利に尽きます。

以前日本帰国時に持っていったこの衣装、なんだか自分的につまらなくてケープマントを新たに作り、曲もガラリと変えてみたらどハマり！　今やっと完成した気分です（笑）。衣装だけでも十分ウケがいいけど、やっぱりトータルして良くないといけませんね。曲もパフォーマンスも衣装も全てがピタッとハマる瞬間があるのですが、逆にハマらないと自分の熱量も違うんですよね。気が入らないと言いますか、何と言うか。気が入らないと観てる人を引き込む事は出来ないと思っています。

時間かかって出来上がった衣装だけあって、この衣装は本当にウケがいい！　ゴージャスな衣装は人を魅了しますね。

この日観に来ていた男の子に、僕ドラァグクィーンやりたいんだけど、あなたの衣装本当〜に素敵だったわーとしみじみ言われました。衣装だけじゃダメだけど、やっぱり自分が作った物を褒められるのは嬉しいものです。

ヨーロッパのあちこちで踊るたびに、やっぱりパフォーマンスするのが本当に好きだなと毎回思います。観てる人を別空間に連れて行く、そして何かを感じてもらえる、魅了する。どんな舞台でもそうですね。

さて次回はイタリア編です。どうぞお楽しみに！

また近々お会いしましょう🌹

©2010-2019 Maico Tsubaki