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年をとることは、美しいこと

今日はわたしの誕生日。
おかげさまで、またひとつ年を重ねることができました。

アラフォーから、フォーになりました。(?)

まさか自分が40歳になるときがやってくるなんて。
若い頃はまったく想像がつかなかったけど、、、
心はいつまでたっても17歳のままなので、戸惑いが隠せません。

精神年齢、というか、人間の本質というのはずっと変わらないものですね。

変わったことといえば、10代〜30代前半の頃に比べたら、格段に生きやすくなったなと思います。

ずいぶんと繊細で生きづらかったわたしですが、良い意味で図々しくなったというか、図太くなったというか。

完璧じゃない自分も許せるようになったし、そのおかげで人にも寛大になれた。

昔は「こうあるべき」という世間体を気にしたルールで自分を縛りつけて生きていたけど、今は自分の内側の「⚪︎⚪︎したい」の声に従って生きるようになって、人目が全然気にならなくなった。

年を重ねることも、悪くないなと思う毎日です。

しかし、日本はまだまだ年を重ねることに対してネガティブに捉える傾向が強い国だなと思います。

若いことは素晴らしい、老後は不安しかない…

そんな思いこみ、ありませんか?

そんなときわたしは、フランス人作家のドラ・トーザンさんの言葉を思い出します。

『フランス人は年をとるほど美しい』。これは本当です。美味しいボルドーワインと同じように、女も年を重ねるほど、美味しくなる。年をとることは成熟すること。ボルドーワインは15年、20年という歳月をかけ、成熟し、複雑になり、そしてまろやかにその味わいと色を変えて、まるでビジュー(宝石)のように美しく、その価値を高めるのです。

ドラ・トーザン「フランス人は年をとるほど美しい」


フランスは、大学時代に留学していたり、CA時代に何度もフライトで訪れた場所ですが、確かにフランスの人は、年を重ねることに誇りを持って生きている、そんな雰囲気を感じました。

年配の方が、自分の好きな服を着て、メイクをして、背筋をピンとのばして颯爽と街を歩く姿は、本当にキラキラ輝いて美しいのです。

わたしもこんな風に年を重ねていきたい、と憧れる女性像がそこにはあります。

一方日本だと、何かにチャレンジするときも、普段オシャレをするときも

「もうこんな年だから…」
「年相応にしなきゃ」
「あなたは若くていいわね。わたしなんて…」

と自分を卑下したり、何事もあきらめがちな人がまだまだ多い気がします。
昔、親や親戚にも、よく言われていました。

「若いって、いいわね〜」と。

でも、そんな風に周りから言われて育って、未来に希望は見えるでしょうか?

わたしは正直なところ、年をとるのは嫌だな、と思っていました。


だからこそ、

年をとるほど自由になれる。
生きることが楽になる。
年を重ねるって最高に楽しい。
年をとることは美しいこと。
だから、一緒に生きていこうよ!

若い世代に、そんな背中を見せられる人でありたいなと思います。

今、わたしの周りには、かつて見たフランス人女性のように、キラキラと輝いて生きている年上の女性たちがたくさんいます。

今さっき誕生日のお祝いメッセージをくれた友人から

「40代はもっと楽しいよ!」

と言われました。

だから、ここから年を重ねるのがますます楽しみです。

40歳の初日に、思いがけず熱い記事となってしまいました。
こんなわたしですが、今後ともよろしくお願いします。

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