見出し画像

10回目の結婚記念日に・・・

今日は夫との10年目の結婚記念日。
高校時代に出逢ってからは今年で20年目になる。

数字にすると、すごい月日を重ねているような気がするけど、本当にあっという間だった。

そして17歳の頃と根本的には何も変わっていない。
一緒にいたら何をしていても楽しい。
ただそれだけ。

高校卒業後はお互い別々の道に進み、私なんて海外の会社に行ってしまったものだから、20代の頃はずっと遠距離恋愛だった。

当時は携帯はあったものの、今みたいなオンライン通話できるものもないし、電話するかメールをするしかない。
その時間が、私たちをすごく成長させてくれた。

「気持ちを言葉にして伝えること」
「相手の気持ちや状況を想像すること」

顔が見えないからこそ、五感を研ぎ澄ませて相手の気持ちを汲みとりながら、自分の気持ちや考えもしっかり伝えることが必要になる。
おかげでコミュニケーション力がすごく鍛えられた気がする。



つい先日のこと。
夫が、これまで積み重ねてきた努力が会社から正当に評価してもらえてうれしい。と話してくれた。

夫は、常に相手目線で物事を考えられる人だ。

・相手の困りごとは何か?
・相手の望んでいることは何なのか?
・相手のために自分ができることは何か?

メールひとつ送信するときも、電話を一本かけるにも、相手のことをどこまでも想像して気遣って行動する。
その慎重さと相手に対する思いやりにはいつも感心しきり。

責任感も強くてまじめ。裏表がない誠実な人。
潔癖なくらいキレイ好きだし、マナーや礼儀もすごくしっかりしている。

学生時代は、やんちゃでお調子者なイメージしかなかったけど(笑)
会社に入って相当いろいろと鍛えられたんだろうな。

自慢じゃないけど、夫はプレゼンやスピーチもすごく上手い。
結婚式のときの新郎スピーチも、夫側のゲストたちが男泣きしていたくらい(笑)それくらい相手の心に響く言葉を投げられる人。

それは単なる饒舌とか話が上手いということではなくて。
プレゼンをするときは、伝える相手のことを想像して、相手が喜ぶこと、相手の問題が解決することを常に考えて言葉を発しているから。
資料づくりひとつにしても、見る人が分かりやすいように、見やすいように…と細部までこだわる徹底ぶり。

だから相手の心に響くし、喜んでもらえるんだと思う。


彼の行動は、自分が評価されたいとか、出世したいとか、周りから認められたいという自分のエゴで、相手に媚びる姿勢とは全く違う。

むしろ、出世とかベネフィットは、彼の中で何も仕事のモチベーションアップには繋がらない。

こうしたら、相手は喜ぶんじゃないか?
こうすれば、もっとこの営業所が(会社が)良くなるんじゃないか?

そして、みんなで喜びを分かち合えたらうれしい。

常に「相手」のため。相手に対する思いやりなんだよね。
それだけ愛情深い人なんだ。

だから私も、そんな彼の仕事ぶりをきちんと見てくれて、正当に評価してくれる人がいる会社だということが分かってすごくうれしかった。

なんとなくのイメージだけど、ちょっと古い体質の大企業って、上の人に媚びへつらってる人が評価されるみたいなイメージがあるから…
ドラマの観過ぎか?(笑)


そんな夫は、時に相手のことを考えすぎて

・もっとこうした方が良かったんじゃないか?
・こういう伝え方の方が良かったんじゃ?
・怒らせたかな?

と深刻になってしまうこともある。

本人はそんな自分が嫌だと言うけれど…
でもそれはすべて彼の強みが裏目に出てしまっているだけ。
だってそれは、相手のことを考えられる彼だからこそ出てくる悩みだから。

それをまだ分かっていなかった頃、基本的にポジティブで社交的な私は、「そんなに深く考えこまなくても…」と言ってしまったこともある。
(あ、今もときどきうっかり言ってしまう。ごめんなさいw)

でもそんなこと言っても、彼は考えてしまうんだもの。
それは繊細で細やかな彼だからこそできること。私にはできない。
だから、結局それも夫の素晴らしいところなんだ。


以前、夫婦で経営をされている人に「夫婦経営がうまくいくヒケツは?」と聞いたことがあった。そしたら

「この人と、たとえ夫婦じゃなかったとしても一緒に仕事をしたいパートナーと思えるかどうかかな?」

という答えが返ってきた。
確かにそうだ。家族だから、夫婦だから…という理由で一緒に経営する夫婦もいると思う。でもそういう理由だけだとうまくいかないことが多いよね。

私は、もし一緒に仕事するなら、夫のようなビジネスパートナーがいたら最強だと本気で思っている。
夫には、気分屋で振り回してばかりの私なので、丁重にお断りされそうだけど…(笑)

とにもかくにも、こんな自由奔放で破天荒な私と、いつも一緒に笑って楽しんでくれて、本当に感謝!
ありがとう。
10年目の結婚記念日に。愛と感謝を込めて。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?