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まぁるい抱っこで、育児の幸福度が150%UPした話②

まぁるい抱っこ講座に参加したのは、ひかぽんが3ヶ月になる日。

「とにかく寝てほしい、自分の睡眠時間を確保したい…!」
これが講座に参加した最も大きな切実な理由でした。
赤ちゃんが3秒で泣き止み3分で寝るまぁるい抱っこについてはこちら

意気込んでドアを開けると、そこには辻直美先生の姿が。
講座が始まるまで、床にひかぽんを寝かせて遊んでいたのですが、
硬い床に薄い布を敷いてるだけだったので、まぁるい寝床の作り方について教えてもらいました。
その時の先生があまりにもテキパキと話されるので「ははぁ〜!」としか言えない状態になったのを覚えています。笑

講座が始まり、まずは自己紹介!
その日、受講していたのは私と1ヶ月の男の子のお母さんの2人だけ。
お互いに自己紹介している間に、すかざず先生から赤ちゃんの扱い方に指摘が入ります。

赤ちゃんへの接し方
・荷物を持ち上げるように、指にものすごく力を入れて持ち上げている
首の後ろを点で押さえつけられては、まず痛い。不快!
でも無意識にやっちゃってた。。
授乳の仕方
・首をつかんで固定して飲ませていた。
病院で助産師に教えて貰った通りのやり方だったけれど、これは赤ちゃんが飲みたいと思う体制ではなく、私が楽なように飲ませているだけだった。
教えて貰った方法は確かに飲みやすいだろうし、空気が入らない。
赤ちゃんが飲みたくて飲みにくる体勢。実際めっちゃゴッキュゴキュ言いながら飲むぅ〜!今までチューチュー吸ってるだけだったのに!
もう一人の方は飲ませながら、無意識にトントン背中を叩いていたのですが、自分がされてみたらすごく不快だと気付いたそう。
ゲップのさせ方
トントンしてね。って習ったのだけど、赤ちゃんの胃の構造を教えて貰ったら、トントンでは負担がかかるだけだと理解できる。
やさしく押し上げるように撫でる。これだけで圧倒的に早い。
しかしちゃんと飲めていたら、空気が入らないのでそもそも大きなゲップは出ない。

あれ?今日って抱っこの講座やんな?こんな所まで指摘されるもんなん…?というのがその時の感想でしたが、私のお世話の仕方があまりにもヒドかったので、先生が見ていられなくなり大サービスしてもらったのと後から痛感しました。

私がひかぽんのことを大事に思っているのは、それはもう大大前提なのだけども、身体の使い方一つで、こんなにも心地よさが違うなんて衝撃でした。
先生はストレートにその事を指摘してくれるので、これまで私が無意識にやってきた事がこんなにもひかぽんにとって不快だったなんて…
と気付いた時、それはもうショックで泣きそうでした。先生の言葉を聞きながら、必死に涙をこらえていました。

最初は、高いお金払って講座参加してるのに、なんでこんな責められてるんだろう?とも思ったりしましたが(笑)
先生の言葉の全てが「赤ちゃんファースト」だと気付いた時、愛でしかない!と思いました。

愛情の伝え方は、自分がしたいようにするだけでは伝わらない。
相手がどうしてほしいかを想像して、察して、対話することが大事なんですね。。

広告の仕事でも、ターゲットとかユーザーとか言っちゃってると、本当に伝えたいものや、必要とされているものが見えてこなくなることが多々あるんですが、まさにこれに通じると思います。

次回、ようやく抱っこの話です。(笑)