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冬眠

全ヨルシカファンの屍を数億個つくりあげた超最高激ヤバライブ、前世から1年が経ちましたね。ということで!私が思う''ヨルシカ夏曲ランキング堂々1位''の冬眠についてゲロ重ストーカーばりに湿度が高いキモオタ怪文を投下しようと思います。

冬眠。曲自体は冬だし、名前だって冬。しかも冬眠なんていうもんだからきっと雪がしんしん降るような、たまに刺すような冷たさのある芯から寒い冬。透き通るようなsuisさんの声も、暑くてたまらない夏に飲んだ生き返るような爽やか炭酸飲料の清涼感というよりは白い息が出る冬の朝に鼻で息を吸った時に感じる透き通った冷たさ、という感じがする。曲調だってエコーがかかっていたりゆっくりだったり、あんまり夏!という感じはしない。どこを切り取ったって冬の綺麗な曲だ。じゃあ、どうして私が「この曲は夏の曲だな」と思ったのか。

冬眠、どの曲よりも''君の居た夏''に想いを馳せている。どの曲よりも夏のことを考えている。からだ。

昨日の花火、だとか、昨日の夕陽、だとか、歌詞は直近だけれど、なぜだかものすごく昔の追憶をしているように感じる。あの時ぼうとした顔を見せた君はきっともう傍には居ないんだろうな、と感じさせる寂寥感がある。たくさん、色んな曲で色んな感情の「さようなら」を歌ってきたヨルシカ。冬眠は、そういう「さようなら」のずっと後、ひとりになったその後。夏が去って冬が、君のいない冬が来た今、いつか来たる夏を、いつか来たる君との再会の日を。それがたとえ生まれ変わって違う姿になった後だとしても。ずっと待ち望んで恋焦がれ想いを馳せている曲なんじゃないか。
ヨルシカにおいて「君といた想い出の日々の象徴」みたいなところがある「夏」を待って眠る。君にまた出会えることを信じて。長い眠りについた後に、深い眠りが覚めた後に。彼と彼女はまた運命の再会を果たす。この曲の主人公が待っているのはただの夏じゃなくて、「君がいる夏」なんだな、とはたと気付いた時の鳥肌ゾゾゾタウンは未だに鮮明で忘れられない。
今までの物語全てが繋がっているんだ、と衝撃と圧巻で全ヨルシカオタクが容赦なくなぎ倒されフルボッコにされた盗作ライブ。あの激ヤバ良すぎライブを身終わったあとの私の頭に延々と流れていたのは盗作/創作の曲ではなく何故か冬眠、それから負け犬にアンコールはいらないのトレーラー映像だった。そうかそうか、つまり「冬眠」はこれまでのヨルシカが描いている「生まれ変わり」の集大成なんだな。ラスボスなんだ。そう思った。だから、ちょうど一年前に行われたライブ   前世   のラスト曲はこの曲だったし、前世インストが収録されている 負け犬にアンコールはいらない  の最後の歌詞付き曲なんだ。前世ライブが冬眠で幕を閉じた時、冬眠オタク私は「エーー‼️‼️‼️‼️‼️‼️冬眠めっちゃ好きだからこの曲トリで超絶嬉C‼️‼️‼️‼️‼️‼️(多分どの曲がトリでも同じことを言ってる)」などと言っていたけれど、盗作ライブを終えて「生まれ変わり」という設定を知った今、「エーーー‼️‼️‼️‼️‼️‼️だから冬眠がトリなのかーーー‼️‼️‼️スゲーーー‼️‼️‼️」と感動でボロボロ泣いてしまった。涙腺がオババなのでね…。それから、 負け犬にアンコールはいらない において 冬眠 の次の曲は何か。
夏、バス停、君を待つ  だ。  エ!?再会じゃん!!!冬眠を終えて夏のバス停で出会っちゃうじゃん、、、、、、、、うわコレ鳥肌ゾゾゾタウン、、、、うわコレn-bunaさんの思考本当にあった怖い話より怖い、、、、怖、、、、、いや私のただの考察みたいなとこあるけど怖、、凄、、、全てが計算され尽くしていて怖い。n-bunaさんとは絶対にデスゲームやりたくない。負けるから。
冬眠を繰り返した果てにまた2人は出会い、そしてまた冬眠を繰り返してその果てに出会う。それを永遠に続けるのかな。どうなのかな。いつか終わりがやってくるのかな。これまで私たちが追ってきた生まれ変わりでは、二人の間に存在する''愛''の形は揺蕩う雲のように変わってゆくけれど、二人の間に''愛''が存在すること自体は不変だった。どれだけ生まれ変わりを繰り返しても変わらなかったバス停みたいに。移ろい変わりゆくものの中で変わらないものがあるのかな、二人の''愛''がずっと続くといいな。
君とだけ生きたいふたりの冬眠が、生まれ変わりが、私はすごく好きだな、とそう噛み締めた前世ライブ1年記念日💕💕💕💕💕💕でした。

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