「花束みたいな恋をした」、平成元年生まれの感想(ネタバレしております)

 いや、怖かった。これが上映されて、なんか流行ってるな〜と思ったときから2年経ってるのも怖かった。
大学生の恋愛=半同棲ってのが世の中の過半数占めてるのかしら?私は陰キャ底辺大学だからそんなのまじで違う国の話でしたよ。

「現代日本における平均的男女カップルの縮図」という感想です。
本当に言いたいこと言わないくせに、趣味の本とか音楽の話を永遠にしてる。ミイラもガスタンクも、興味ないならさ、「興味はないけど君の話は聞きたいから教えて」って言えばいいだけじゃないの?

麦くんの気持ちもわかる、絹ちゃんの気持ちもわかる。
でも、自分のタイミングで、相手の仕事中にLINEてのはあまり良くないと思う。LINEへの熱量てほんとに人によって違うし。
二人の共通認識のお店が閉店てのは共有したいこと。それくらいのことだけど、たしかに駅前のパン屋で買えばいいだけだけど。そうじゃない。
あの二人でいった、あのパン屋さんだよって。
でも、仕事でうわーなってるときだとさ・・・・
無言スワイプよりは、まだ返信してるだけマシとも思ってしまう。

おまけにラストのファミレス。
結婚すればなんとかなるとすがりつく麦くん。いやいやさっき「別れる」って言ってたやん。ここ怖かった。
そしてだいたいのことは相手に言わせる絹ちゃん。
そこへまるでかつての二人とそっくりの大学生カップル。
無限ループかよって・・・辛い。
「花束みたいな恋をした」をググると
「花束みたいな恋をした 泣いてる理由が違う」と出てくる。

理由そんなに大事かな?
私の考えとしては
麦くん「あの頃にもどりたい、もう戻れない」の悲しさ涙
絹ちゃん「あの子達も、私達みたいにうまくいかなくなる日が来る」の可哀想涙
かなと。

そして別れたとなったあとは、言いたいこと言い合ってむしろのびのび仲良くなってる二人。なぜよ。

お互い新しく恋人できても、元恋人を思い出してる。
たしかに最初の出会いは運命みたいだったしね。
気が合いすぎるのってうまくいかない。
気が合わない、趣味が合わなくてもなんかこの人といると楽しい、
くらいがちょうどいいのかなと。

 二回プロポーズしたけど、その二回どちらも映画史上最低のプロポーズだったと思う。すごいな。

もしこの映画大好きって方いたら、こんな感想申し訳ないです。
とにかくリアルすぎて、二人がうまくいくほどに終わりが見えちゃって
恋愛と結婚てひとつづきのようで全く別なんだなと再認識しました。

得た教訓「一旦、就職して仕事慣れてから出会った相手のほうが、うまくいく気がするよ!」




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