【蠍座満月】~思考ではなく、感覚に従う~
おはようございます、彰子(しょうし)です。
世の中はGW真っただ中。
今年はコロナ関連の制限がほとんどない、久々の連休。
ようやく羽を伸ばせる!と、遠出をしている方も多いのではないでしょうか。
天空では、GW後半の6日午前2時34分、蠍座で満月を迎えます。
今回は、太陽を始め、複数の惑星が牡牛座に鎮座し、
その惑星たちを真正面から照らす満月が特徴的です。
牡牛座は私たちの感覚を司る星座。一方、月の位置する蠍座は、色でいえばワインレッド、濃厚で深い愛を象徴しています。
感覚を司る牡羊座に鎮座する太陽と、蠍座の月で迎える、何ともディープな満月模様です。
そしてもう一つ特徴的なのは、
ホロスコープ全体の雰囲気を司るASC(アセンダント)がは魚座にあり、
その魚座の支配星である海王星がASCに重なっていること。
つまり、それらが伝えているメッセージは、
「思考ではなく、感覚に従ってみて」。
過ぎてしまったこととはいえ、
何となくモヤモヤしていて、すっきりと流せないことはありませんか?
仕方ないことだから、諦めるしかない。
それは本心ではなく、社会的立場から作られた、建て前の自分がそう言っているのではないでしょうか?
今回の満月では、建て前の自分は横にずれていただき(笑)、
素直に受け取ってみましょう。
やっぱりこうしたい、やり直したい。
その気持ちがあるのであれば、行動に移してみましょう。
行動することで、本心と建て前の境界線が見えてくるかもしれません。
社会の中で生活するためには、建て前の自分も大切です。
でも、そればかりを優先していると、本当の自分や本心が見えなくなる。
本心が見えなくなると、自分が何をしたいのか、どの方向に進みたいのか、という
大元の部分が揺らいでしまう。
結果、日々に充実感が得られにくくなってしまう。
自分のなかで、本心と建て前の塩梅を知っておくことが、
現代社会のなかで、自分を保ちつつ社会的目標に向かっていくための鍵となります。
もしかすると、建て前が続いていた方にとっては、
自分の本心や感覚に気づきにくいかもしれません。
でも、焦らなくても大丈夫。
無理にしようとしなくていい。
リラックスして、ゆったりと感覚を研ぎ澄ませれば、自然と本心に気づきます。
思考ではなく感覚にフォーカスすることが、
すなわち自己の本質へ近づくポイントです。
今回のホロスコープにぴったりのクラシックの名曲は、
「ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ第23番『熱情』第一楽章」
この曲は、ベートーベンの三大ソナタとして有名な一曲です。
特に第一楽章は、題名のごとく、荒ぶるようないくつもの感情が代わる代わる、絶え間なく表現されています。
冒頭の低音のメロディーは、私は何をやっているんだろう・・と後悔して唸っているような情景が浮かびますが、すぐさま軽やかな旋律に変化し、まるでその後悔の念を昇華したかのような印象を与えます。
そうかと思えば、再び自分を責め、頭を抱えて叫んでいるような情景のメロディーに変化しています。
怒りや荒々しさ、もしくは強引に進もうとするような、度を越えた熱意を表現しているかと思えば、
ふとその熱が覚め、気持ちが軽くなるようなメロディー、
それらが交互に訪れます。
それらの共存するメロディーが、交互に顔を出すような構成です。
これは、私は、蠍座の奥深い感情と、
自分の感覚に寄り添うような軽やさの牡牛座が
共存しているように感じます。
まさに、今回の蠍座満月の情景にぴったりなのではないかと思います。
今回は月蝕も伴う、スペシャルな満月。
この満月は立夏であり、この日を境に、暦の上では夏を迎えます。
GWに入ってから、慣れない暑さに疲れている方も多いのではないでしょうか。
そして、GWが終わる寂しさや、疲れも出てくるころかと思います。
天気も下り坂のようなので、
この曲を聴きながらワクワクの感情を一旦クールダウンさせ、
来週からの日常に備えてみるのはいかがでしょうか。
良い満月をお過ごしください。
彰子(しょうし)
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