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義母との同居を解消したい!③

【新居の計画】


家を建てるにはまず、土地探しから。

注文住宅を計画していた私たちは、依頼するハウスメーカーの営業担当の方と、希望に沿う土地を探すことに。共働きだったため、二人で休みを合わせてはハウスメーカーに足しげく通い、土地情報を集めては現地を見学に行っていた。
自分たちが、ここで生活することを想像しながら、買い物はどこに行くだろう?冬場はどうなるだろう?などとこれから暮らしていく土地を探すのは苦労しつつも楽しかったのだった。

土地探しの最中、たまたま通りかかった更地に「売地」の看板を発見!
うーん、立地はとても良いんだけど、見るからに予算オーバーなんだろうな…と思いつつ、ダメもとで問い合わせしたもらうことにした。

結果は予想通り、大幅オーバー。ただし、まだ看板を立てたばかりの、出したてホヤホヤの土地であることが分かった。


もうこの出会いは運命なのかもしれない…!?
ビビッと来るもの、ありましたよね???


そんなこんなで、無事に土地も決まり、設計図も作成してもらい、我が家の新築計画は着実に、スムーズに進行しているようにみえた。


設計図がある程度固まると、当時、一人暮らししていた義母にも図面を見せに行くことに。

●新築の注文住宅を建てようと思っていて、具体的にいつになるかはわからないが、将来的に同居することになるかもしれないから、和室とウォークインクローゼットの場所を用意しようと思っていること。
●同居と言っても完全な二世帯住宅ではなく、玄関やキッチン、お風呂、トイレなどは共用にすること。
●趣味の家庭菜園をやりたいだろうから、庭に菜園スペースも考えていること。
●ただ、一緒に暮らすことになった場合には、実家で使用しているほとんどの家具家電は和室に入りきらないため、必要最小限の家具のみを持ち込むことになること。

…などなどの内容を伝えた。

義母としては息子が将来の自分のことを考えてくれて同居の提案をしてくれたことを素直に喜んでいるように見えた。

物を捨てられない世代で、物が所狭しと並ぶ、いかにも実家!という家の様子ではあったが、本人も新居ではスッキリと暮らし、和室に友人を呼んで、窓から庭の花が見えるようにしたいと話していた。

義母が使う空間だからと、ある程度は本人の希望も聞いてあげよう思ったのだが、義母から告げられた希望は、どうしても和室にミニキッチンが欲しいとのことだった。安く見積もっても約20-30万円の上乗せ

もちろん本人は負担しない。

すでに土地で予算を大幅に超えていたため、予定していなかったミニキッチン代は痛かったが、それでも、この20-30万をケチったばかりに、同居してからずっとグチグチ言われることを想像すると、最初から付けた方がいいという結論に至る。

紆余曲折はありながらも、義母との話し合いも何とか丸く収まり、あとは着工を待つだけとなったのだが、

私たち夫婦には、ある影が迫っていた…



つづく

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