怪しい壺も売れてしまう営業秘技

いまの時代は売り手市場だ

よく耳にしますよね

これは「売り手>買い手」な状態で、買い手が商品などを自由に選べる、ということです。

つまりものを比較される、いいものしか売れない、買いたいものしか買わない、そんな時代です。

でも、作れるものって限られています。

ものを変えるんじゃなくて、「売り方」で差別化する時代なんです。
その、売り方の技術、セールススキルについてお話しいたします。

これを読めばあなたの営業ライフはイージーモード間違いなしです。


価値は作業じゃなくて提案につく

今回のお話はこれに尽きます。
これについて詳しくお話ししていきます。

「今日はどういう髪型にしますか?」

美容院でよくいわれませんか?
これを聞いてくる美容師さんはまだまだです。笑

こんな髪型にしたい!がある人にはそれでもいいかもしれません。
でもそれだったら誰でもよくないですか?
お客様に髪を切る、という「作業」を売っているということになるのです。

前述のとおり、価値は「作業」ではなく「提案」に付きます。

「違うものを売るのではなく、持っているものの提案を変える」

美容師さんなら、どういう髪型にするかを聞いてその通りに作業するのではなく、
「どんな服が好きなのか」「普段はどんなセットをしているのか」「その人のパーソナルカラー」…などなど。
そういうのを踏まえた上で、どんな髪型がいいかを「提案」する。
その「提案」に価値がつくのです。

この提案を変えるだけで、その商品やサービスの価値は5倍にも10倍にもなります。
1回5千円の美容師さんと5万円の美容師さんの違いはここにあります。

服を売るのではなくコーディネートを
調味料を売るのではなくレシピを売るのです。
これが「差別化」に繋がります。


ここでもう1つ理解していただきたいのが

「人は商品やサービスを買うのではなく、改善を買う」

ということです。

ダイエット食品や健康食品を思い浮かべてください。
その商品そのものの効能や味よりも

食べた人が「どう変化したのか」

それが重要ですよね。

iPhoneなどの電化製品も、新しいものができたら欲しくなりますよね。
それは、カメラの画質や動きの速さ、様々な理由がありますが、いずれにせよ

「今のものよりもbetterだ」

と感じるから欲しくなる、ということです。

つまり、売り手の立場で考えると、セールスキルというのは

「私のサービスや商品があなたの人生をより良く(betterに)する」

「それをできるのは私しかいない」

ということをアピールする力なんです。

某企業のパンフレットなどに毎回記載されている
「Try your find better us.」
というフレーズがあります。

「私たちより良いものを探してみてください。」
という意味です。
少し強気に聞こえますね。

ここで、人が行動を起こすに必要な理由が3つあります。

1. 何かに不満を感じている
2. より満足できる道が見える
3. その道を歩ける方法が見える

この3つが揃わないと人は行動を起こしません。
少し強気くらいに言われないと、自分がその道を歩ける方法なんて見えません。
謙虚と弱気は違います。


この記事のタイトルを思い出してください。
「怪しい壺も売れてしまうセールススキル」

これを読んでくださった皆さんも壺を売りたかったわけではないと思います。

是非参考にしてみてください。

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