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我が家のうさぎが、突然心を開いた日

彼女が初めて我が家にやってきたのは、去年の12月。

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控えめに言って、可愛いすぎだった。


私はいままで生き物を飼ったことがなかったので、正直なところ、動物の顔がそれぞれ違うというのがよくわかっていなかった。某アイドルグループくらい、みんな同じに見えていた。

でも、いまはわかる。うちの子は、他の誰でもない「広瀬すず似」だということが!←


そして最近は、顔や体の個体差だけではなく、性格の違いとか、さらには「表情」というのもわかってきた。

今日は嬉々としてるなーとか、つまんなそうだなーとか。いたずらして怒られたときは、あ、これ悪いことだったんですね・・すんませんって顔をしている。しょぼーんって顔をしている。


でも、最初からこんなに表情豊かだったわけではない。

うさぎは捕食される側なので、基本的には臆病な生き物だ。彼女が初めて我が家に来たときも、「ここ、どこですか・・(ガクブル)」って感じで、遠い目(無表情)だった。

ブリーダーさんに、「一週間くらいはかまわずに放っておいてあげてください」といわれていたので、なるべく刺激しないようにしていたくらいだ。

それがちょっとずつ、抱っこできるようになったり、長時間撫でさせてくれるようになったり、名前を呼んだら来たり・来なかったりするようになった。

・・・来ないときの方が多いけど、おやつがあったら100パーセント来る。気持ちが120パーセントなのか、たまに勢い余って飼い主を物理的に通りすぎていくことも多々ある。


そんなふうに、少しずつ、少しずつ我が家に慣れてきた彼女の様子が、ここ数日おかしい。

おやつを持ってないのに、近づくと全力で駆け寄ってきて、足元を不思議な軌道でぐるぐる回る。飛んだり跳ねたりなんかもしちゃって、ちょっと尺長いなーと思うくらい乱舞する。停止したのでこちらが歩き出すと、なぜか彼女もまた舞い始めるので、横っ腹に蹴りを入れそうになったことが何度かある。

そして、テンション爆上げだからなのか、走りながらタピオカ(うさぎのう●こはタピオカに激似)を撒き散らす。ヘンゼルとグレーテル方式ですか?って思うくらい、軌道上に散乱する。

そして、「疲れましたね」とでも言わんばかりの、突然のリラックス。

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ちなみにうさぎは、寝ているときも基本的には目を閉じないし、いつでも逃げられるような体勢を保っているけど、リラックスが過ぎると徐々にこうなる。

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そして、最終的にはこうなる。

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「え、生きてる・・?」と、人間側も心配になるくらい、とろけている。きみは本当にうさぎかね?と、たまに思う。ピーターラビットさんからは、こんな話は聞いてなかったよ。


我が家へやって来てから約8ヶ月、唐突に、いままでよりもずっと家族の一員らしくなった彼女を、これからも大切にしていきたいと思う。どうか健康で、長生きしてね。

それではまた。

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