見出し画像

名古屋観光ホテル「本と歩く謎解きの夜」ネタバレなしの宿泊レポ!

「この本には、結末が欠けています。
消えた結末を探してみて下さい。
期限は今夜21時まで……」

10月16日、名古屋観光ホテルで開催中の謎泊「本と歩く謎解きの夜〜消えたエピローグの行方」に夫と2人で参加してきましたー!!

ネタバレなし!感想中心のレポを書いていきますので、これから行かれる予定のある方も安心してお読みいただけます。この記事を読んで、ワクワクを高めてくださいね!

「本と歩く謎解きの夜」とは?

「本と歩く謎解きの夜」は、謎解き制作会社「謎組」が全国各地の有名ホテルとコラボしている宿泊型の謎解きイベントです。
名古屋観光ホテルでの謎泊は〜12/10まで。

ストーリー

ホテルにやってきたあなたは、
チェックインで奇妙な本を手渡される。

結末が欠けているというその本。
読んでみれば本の中の主人公もまた、
あなたと同じようにホテルを訪れ、奇妙な本を手にしていて…?

まるで物語に導かれるように、
あなたはホテルを探索し、消えた本の結末を探し始める。

待ち受ける不可思議な体験。
そしてあなたが最後に得るものとは——。
本と歩く謎解きの夜〜消えたエピローグの行方〜
公式サイトより

ホテルの中を探索しながら謎を解き、欠けている本の結末を探すというストーリー。
チェックインからすでに物語は始まっています!ドキドキ!

余談ですが、綾辻行人や横溝正史など、館や閉鎖された空間で起こる「おどろおどろしい」ミステリが好きな私。ホテル宿泊型の謎解きがあると知った瞬間、絶対に参加する!!と胸が高まりました!
もちろん、コナンより金田一派です。笑

名古屋観光ホテルとは

名古屋観光ホテル公式サイトより

1936年に開業。名古屋伏見駅から徒歩3分に位置する、名古屋で最も長い歴史と伝統を持つ老舗ホテル。最高級ホテルとして国内外の賓客や各界のVIPを迎えています。
気品にあふれる空間で、落ち着きあるステイを楽しめるホテルです。

足を踏み入れた瞬間の重厚な雰囲気に「これが格式高いホテルか……!」と田舎住まいの私は圧倒されました(笑)。ここでミステリが始まると思うとワクワクが止まりませんでしたよー!

本と歩く謎解きの夜の感想(ネタバレなし)

雰囲気がとにかく最高!

名古屋観光ホテルの重厚かつクラシックな空間の中での謎解きは、本格ミステリの世界に迷い込んだような気分を味わえるものでした!

謎解きプランでには3タイプの部屋がある中で、「デラックスツインルーム」を選択。

名古屋観光ホテルデラックスルーム

謎解きは基本的にお部屋かフロントですると事前情報を仕入れていたため、なるべく広い部屋でゆったりと謎を解きたいと思っていこちらのお部屋に。本当に居心地が良くて、快適な謎解きタイムを楽しめました……。

デスクとセンターテーブルで別々に謎を解いたり、時に同じテーブルに集まり2人で謎を解いたり。他のお部屋も素敵だと思いますが、このお部屋を選んで大正解でしたね!

クリアに5時間!難易度はちょうどいい!

謎解きが大好きでなるべく長くその空気感を味わいたかった私が懸念していたのは、「すぐに解けてしまうんじゃないか……」ということ。(どれだけ自分を高く見積もっているのか。笑)

実際、始めは順調に解けていって「あれ?これすぐ終わっちゃうのでは?」と一瞬不安になったのですが、心配無用でした(笑)。

名古屋観光ホテルデラックスルームのデスク

途中で約1時間ディナーを挟んだ時間を除いても、クリアするのに5時間!

小説を読んでいく必要があるのでどうしてもそこで時間がかかりますね。

私は普段から小説を読む、かつ特技が速読なのですぐに読み終わりますが、夫は活字が苦手なタイプ。時間はかかりましたが、それでも面白さに熱中してくれていてホッ。

5時間とはいえ、全く長さを感じないあっという間の時間でした!

ホテルへの思い入れが深くなる

この謎泊では、ホテルの様々なフロアや部屋を訪れることになります。

普段、ホテルに泊まっても他の階をウロウロすることってないじゃないですか!

すごく貴重な経験でした。
その他、ドキドキしてしまうような仕掛けもあり!私と夫はしばらくその目の前でドギマギ(笑)

本と歩く謎解きの夜

最後のチェックアウトの瞬間にも、思わずジーンと込み上げるものが……。

部屋に滞在する時間も長く、ホテルを最大限に満喫した感じで、ホテルに対する思い入れがかなり深くなりますね。絶対にまた泊まりに来たい!と思っています。

謎解きの心構えを伝授!

これから謎泊に参加されるみなさま!せっかくならクリアしてすっきりした気分で眠りたいと思いませんか?ネタバレなし!知っておいて損はない心構えをお伝えします。

①渡される本をよく読む

フロントで渡される本は、しっかり目を通しましょう。私は前述したように速読でさーっと目を通したが故に、しっかり読み込めていない箇所があり、見落としかけたものも!

じっくり読むことで世界観にも入り込めます。時間はたっぷりありますので、しっかり集中して読むのがおすすめです!

②手分けして謎を解く

基本的に2人で謎解きに挑むことになるかと思いますので、複数の謎が目の前にある場合は手分けして解くことで時間が短縮になることも。チームプレイ感も出るのでより一層仲も深まります。

③基本的に自室で謎は解ける

ホテルを探索しますが、どこかに仕掛けが隠されているわけではありません。行き詰まって焦ったときには「どこか部屋やホテルにヒントがあるのでは!?」と思ってしまいそうになりますが、基本的には本の内容と、指示された謎を解いていくだけで最後までクリアできます。

最後の方になると、部屋の外に出なければいけない箇所もありますが……。余計な探索は時間のロスにもなりますし、ホテル側に迷惑がかかってしまうことも。指示のない場所には行かない・触らないように気をつけましょう!

④最終手段は「ヒント」

行き詰まった場合の解決法として、「ヒント」の活用があります。クリア後にヒントを見たのですが、ヒントというよりほとんど答えに近い内容だったので、なるべくなら見ずに解きたいところ……!

とはいえ、時間制限もあるので絶対にクリアしたい方は限界まで我慢してから見ることをおすすめします。

どの宿泊プランがおすすめ?

名古屋観光ホテル「本と歩く謎解きの夜」プラン

今回の謎泊では、部屋は「コンフォートツイン(24平米)」「クラシックスーペリアツイン(30平米)「デラックスツイン(43平米)」から、それぞれの部屋で食事タイプは「食事なし」「朝食付き」「夕・朝食付き」の3つの食事タイプから選ぶことができます。

私たちは「デラックスツインの夕・朝食付き」を選びました。

夕食「ル・シュッド」

名古屋観光ホテル「ル・シュッド」

昼食を軽めに済ませてきた私たちは、夕方5時過ぎにはお腹が減って集中力が途切れてきました(笑)頭の回転が遅くなったため、ディナーを取りながら休憩することに。

ディナーはコース形式で一品一品運ばれてきます。そのため1〜1時間半はディナーに時間がかかるので、夕食付きの宿泊を選んだ方は早めに謎解きを始めるのがおすすめ!(チェックインは15時ですが、謎解きは14時から開始できます)

私たちも14時すぎには謎解きを始めていたので、ディナーはゆっくり楽しみました。

名古屋観光ホテル謎解きプランのパスタコース

謎解きプランではパスタコースのみなので、他のコースにしたい方は食事なしのプランにして自分で選んでもいいかも。

前菜〜デザートまで全て美味しかったのですが、特にサラダが抜群に美味しくてびっくり!この時間がリフレッシュになって、集中力が戻りましたよー!

朝食「ル・シュッド」

ルシュッドの朝食

朝食も夕食と同じ「ル・シュッド」。夕食時には混んでいる印象はありませんでしたが、朝食は7:30に行くと既に行列が!とはいえ回転は速いので15分ほどで入店できました。

朝食はメインを選んであとはブッフェという「セミブッフェ」スタイル。アメリカンブレックファーストと和食セットから選べます。私は迷わずアメリカンブレックファーストのオムレツをオーダー!(ホテルのオムレツマニアのため)

混雑していましたが狭い印象はなく、ゆったりとした時間を過ごせました。

食事なしプランでも楽しめる!

夕・朝食付きプランはずっとホテルに滞在できるので、世界観を壊さないまま謎解きを続けられるのがポイント。移動での時間のロスもなし!ホテルでのディナーはラグジュアリーな気分を気分も味わえるのでおすすめです。

とはいえ、早くチェックインできない方は部屋でテイクアウトの食事で済ませてもそれはそれで探偵気分を味わえていいかなとも(笑)周辺にも飲食店が多くありました。全国旅行支援が適用される今なら、クーポンをいただけるのでそれを使って好きな場所に外食するのも良さそうですね。

まとめ

謎解き後の話と注意点

謎解きやミステリ好きの方にはぜひ参加してもらいたい!!と激推ししたくなるくらい、とにかく楽しくて充実した夜でした。謎解きクリア後には、ご褒美のカクテルで乾杯!(クリアできなくてもいただけるようなのでご安心を)
通常はバーで提供されるようですが、定休日だったためル・シュッドにて。

夜の間も謎解きの余韻に浸って、素敵なひとときに……。実は私の誕生日だったのですが、最高の思い出になりました。

「日帰りプランはない」ということと「中学生以上しか参加できない」という点だけ注意が必要です。

期間限定の開催です。
謎解き好きのみなさん、お見逃しなく!!

ライター山中麻衣

名古屋観光ホテル「本と歩く謎解きの夜」はこちら

謎組「謎泊」はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?