親ガチャっていうけど、自分のこと棚上げにしちゃいけないよね
親ガチャって言葉をよく聞くようになった。
これは(たぶんだけど)良い親を引くか悪い親を引くかはガチャのようなもので、悪い親を引いてしまったらその後の人生詰みだよね、みたいな意味(?)
私もこの気持ちはよくわかって、自分の親の愛情表現がアレだったから、自分はこうなってしまった と思ってた時期がある。
けど最近思うに、悪い親(本当に悪いかは置いといて"その人にとって"の悪い親)を引いて、愛情を与えられなくても、ひねくれずに素直な気持ちを持ち続けて、自分で道を拓いて行く人はたくさんいる。
だから、親がどうあれ、その親で自分がどうなるか は「自分による」と思う。
私の場合はひねくれて、親も兄弟にも他の人にも心を閉ざしたわけだけど、そうしたのには私の天性の性格も影響してると思う。きっと天性の性格がマイナス思考だったから、「親は自分のことを嫌いなんだ」と思ったわけだけど、もしここで私の天性の性格がプラス思考だったら、親の些細な言動から小さな愛情をつまみとって集めて、「自分は愛されている」と思うことができたのだと思う。
だから、親ガチャ っていう言葉を使って全ての責任は親にあるとでもいいたげな文章を読むと、それは自分のためにもならないからやめてほしいと思う。
親も少し悪かったかもしれないけど、自分も要因の一つだった、だから相殺! でいいんじゃないかな。恨みからはマイナスしかない気がするし。
私は、そんな風に考えて、誰も悪くない としてる。けど、心の深いところ、無意識の中に親への怒りがあるような気がしてる。
最近読んだ「血の轍」という漫画の中で、(河川敷にて)親の顔を紙に書いて、クッションに貼って、それを踏んだり殴ったりでぐったぐたにした後、川に流す っていうのをしていて、これと同じことを頭の中でしてみたらすごく心がすっきりした。実際にも今度試してみたいと思ってる。
無意識の方の思いはそんなふうに解消して、意識上は親への恨みつらみは無しにして「今、自分ができること」を考えたい。
血の轍 の他に、凪のお暇 という漫画も親との確執のことに触れていて、もしそういうの読みたい方いたならおすすめ〜
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