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古着のタグを外して販売する理由


先週日曜日の日経新聞にて、and Cをご紹介頂きました。

Nikkei the styleの「タグは語る」という特集です。and Cの他にもとても素敵なアパレルのタグにまつわるエピソードが紹介されていて感銘を受けました。。

日経新聞見ました!とお声をかけてくださった方や、その記事を見て新しくフォローしてくださった方もいらっしゃるようで、とても嬉しいです。

今回のnoteは、その記事をもっと深掘りしたタグについての内容です。


and Cでは、古着に付いているタグを外して販売したり、ご購入いただいた古着に好きな文字を入れるオリジナルタグを付けるサービスを行っています。(現在はオンライン限定)

タグを外すのは、決してタグの存在やブランドというものを否定したいわけではありません。そのブランドのメッセージや背景を知ることで、ここの商品を買いたいなぁと思うことが私自身もよくありますし、良い指標になってくれるのがブランドだと思っています。


古着屋としてたくさんの古着を扱っている中で、付いているタグのデザインや、そのブランドイメージによって、服のイメージが上がったり下がったりする現象を目の当たりにしてきました。

服の価値が上がることについてはともかく、価値が下がってしまうことがとても勿体無いことだと思っていて、私にできることは、そういう古着を救い出すことかもしれないと思ったのが、古着屋を始めた一つの理由でもあります。

どんな服にも作る工程にはたくさんの人の手が加わったはずですし、大切にしたいのです。


タグを外して販売するのは一部の古着です。
素敵なタグもたくさんありますし、ブランドイメージが良くて服にとってプラスに働くであろうタグはつけたままにしていますが、例えばほんのひと昔前の古着だと、レトロとまでは言えない、今の時代に見ると絶妙にダサいと感じてしまうタグがついていることがよくあって、そういったタグは外します。笑

タグを外すことで、服そのものをフラットに見てもらい、その人自身の感性で選んでもらう。そのとき自分の感性に刺さった服こそが、良い付き合いになる服ではないかなと考えています。


そして、その自分の感性を大事に、その気持ちをブランドのように可視化する方法として、オリジナルタグを付けるサービスを行っています。

オリジナルタグは自分の好きな文字を入れることができて、自分の名前を入れる方や、座右の銘を入れる方など様々。プレゼントのメッセージとかも素敵です。

でももし迷ってしまったら「It became mine in 2020.」と入れるのをおすすめしています。「2020年に私のものになった」という意味で、その服との付き合いが長くなるほど感慨深くなるのではないかと思っています。

ちなみにこれは私が全部手縫いで付けていて時間がかかるのでオンライン限定とさせていただいてますが、お店が暇そうなときとかは全然店頭でもやるので言ってくださいね〜

詳しくは https://andc102.com/news/5ea7ee2fbd217817750035ac



ということで、今日のnoteを終わります。
ではでは。



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