古着はどこで買い付けているの?
こんにちは、
梅雨入りして雨の日が続きますね。
家からお店への道のりに咲いている紫陽花がきれいです。
さて、今回のnoteは
”古着はどこで買い付けているの?”
この質問、古着屋をしていていちばん多い質問かもしれません。
「海外へ買い付けに行くんですよね?」と聞いていただくこともありますが、私は日本国内で買い付けを行っています。
でも海外の古着も取り扱っているんです。ではどうやって?というと、海外から集めた古着を卸している業者さんから買い付けています。
業者さんは日本各地にあって、かなり広い倉庫のようなところもあれば、マンションの一角で卸売をしている業者さんもあり、色々巡って相性の良いと感じた業者さんをリピートしています。
【 and Cに古着が届くまで(ざっくり)】
世界の先進国(アメリカ・ヨーロッパなど)で古着が寄付される
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様々な国で寄付された古着は、途上国(タイ・パキスタンなど)に集まり仕分けられる
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仕分けられた古着を業者さんが購入し日本に輸入する
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輸入した海外の古着を日本で小売店に卸す
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私たちandCが卸業者さんで1枚1枚選んで買い付ける
業者さんは何トン単位で日本に輸入しているので、倉庫では世界各地から集まった古着が山のように積まれています。その中から良いと思うものを探す作業は、集中力や体力が必要ですが、わたしにとっては冒険みたいでいちばん楽しい瞬間です。
でもこれはand Cの場合であって、それぞれのお店で取り扱いたい古着によって買い付けルートも異なってきます。
USA製を愛するオーナーさんのお店でしたら直接アメリカに買い付けに行くでしょうし、ブランド古着を取り扱うお店でしたら業者のオークションに参加するなど、本当に様々です。
わたしのお店、andCの買い付けたい古着は、「らしさの透ける、日常の古着。」という感覚的なテーマで古着を集めます。
・余白のあるもの
・人や暮らし、風景になじみそうなもの
・着心地、肌触りの良いもの
・いつの時代も着れるもの
・それでいて古着の面白みが感じられるもの
など、こんなイメージ。
アメリカ古着も、ヨーロッパ古着も、アジア古着も、そのイメージに合ったものならどこの国の古着でも取り扱います。
海外の買い付けも良いのですが、わたしの求める古着が国内の業者さんからでも十分仕入れることができるので、あえて海外では買い付けをしていません。海外に買い付けに行くのは海外旅行がてらご褒美にと思っています。
でももし、このnoteを読んでいるあなたが古着屋を目指しているのであれば、一度は海外に買い付けに行ってみるのをおすすめします。すごく楽しいので。
わたしもアメリカで買い付けの旅をしたのですが、夢みたいな日々でした。古着屋をやりたいと決心したのはその時でしたし、直接その土地の空気を吸ってその土地の人々と接することは、ただ古着を買い付けるだけでは得られないかけがえの無い何かがあります。
and Cも今後、古着の事業を新たに展開していく時には、海外での買い付けが必要になってくるかもしれませんし、わたし自身もまた、自分の足で海を渡って素敵なものを見つけられる日が来るのを楽しみにしています。
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