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【UoP006】Peer Assessmentの仕組みと攻略法らしきもの

University of the Peopleの授業がいよいよスタートしました。

何度か書かせていただいていますが、僕が履修する最初の授業は、English Composition 1 というものです。UoPeopleは入学時にTOEFLなどの英語力を証明するものを提出するか、このEnglish Composition 1 を履修して所定の成績を修める必要があります。

僕は英語の試験はTOEICくらいしか受けておらず、今から準備するとお金も時間もかかる(せっかくUoPeopleという激安の学びがあるというのに)ので、素直にEnglish Composition1 を受講しておこうと決断したわけです。

さて、UoPeopleの特徴的なところといえばなんといっても授業料無料(入学や試験にはお金がちょっとかかります)なのですが、その無料の仕組みを支えているものの一つが、タイトルに挙げたPeer Assessmentという仕組みです。

Peer Assignment とその仕組み

一言で説明すれば、学生同士が採点しあう仕組みです。

UoPeopleは、出された課題を、サイト上に投稿するかたちで提出します。
毎週の課題は色々ありますが、Peer Assessmentが取り入れられているのは以下の2つです。

・Discussion Forum…出されたお題に対して簡単な文章で答えるものです。見た目は、インターネット黎明期に流行ったBBS(掲示板)のスレッドに似ていますが、違うのは自分の投稿がクラスメイト達に晒され、10段階で評価されることです。

・Written Assignment…毎週の課題に、簡単なパラグラフ、またはエッセイの形式で答えるものです。こちらもPeer Assessmentでクラスメイトの評価を受けますが、皆に投稿が晒されてしまうDiscussion Forumとは違い、システムに割り当てられた3人にのみ投稿が表示され、その3人から評価を受けるようになっています。そして、自分も3人の投稿を評価しますが、投稿は匿名なので誰の書いたものかはわからないようになっています(まぁ、国籍とかである程度想像ついたりするんですが)。

したがって、UoPeopleの学生は皆「学ぶ立場」でありながら「評価する立場」でもあるわけです。

Peer Assignmentだからこその攻略法

このような独特のルールを用いた大学(院)だからこそ、優秀な成績を修めるためのノウハウもまたUoPeopleならではのものになる…はず。まだ憶測でしかないですが、こういう感じなんじゃないかな。

①Visibilityを上げる工夫

Visibilityをあげる…要するに「目立つ工夫」ですね。
普通の学校でも、優秀な生徒が挙手して発言すると、たとえそれがデタラメでも説得力があるように聞こえるものでしょう。

こういう風になるようにするために、出来ることは何かというと…ずばり、早めの投稿。

あの人はいつも答案の提出が早い。
あの人の名前、いつも見かける。

そういう状態にしておくだけで、クラスメイトは好意的に文章を読んでくれるようになります。これだけで、10点満点のうち1点くらいは増えるものです。

…ちなみに、このVisibilityは悪目立ち、つまりネガティブな目立ち方もできてしまいます。投稿が早くても文法がめちゃくちゃ…というような目立ち方をすると、同級生はあらさがしをするように答案を読むようになります。

②採点者の心証をよくする工夫

実はこれはサクライパンダさんの記事がとても詳しいので、そのまま載せます。

UoPeopleのPeer-Assessmentで不当な評価をされない方法/された場合の対処方法

文法チェックのためにGrammarlyを使う…だけじゃなくて「Grammarlyで文法チェック済みです」と書いておくとか、細かいところでのテクニックが満載で非常に参考になります。

③平易な英語

個人的にはこれがすっごく大事だと思います。英語を使える人は世界中に20億人とも言われますが、全員がペラペラっていうわけではありません。

UoPeopleに通う学生はある程度の英語力がある人ということになっていますが、中東圏や東欧圏など、非英語のエリアに住む人も少なくありませんので、易しい単語を使って、読みやすい段落構成にして、non-nativeでもスッと読める英語を書くことが大事な気がします。

採点する相手は教授ではありません。ので、背伸びや知ったかぶりをして難しい言葉を使ったりするよりも、優しく語り掛けるつもりで書こうとおもっています。

毎週成績が見えることがありがたい

オンライン大学だからこそでしょうか。あるいは、リアルタイムに採点が行われるPeer Assignmentだからでしょうか。UoPeopleでは、自分のこれまでの成績をほぼリアルタイムに見ることができます。

「あ、今誰かが10点つけてくれた!」みたいなことがちょいちょい把握できるわけです。自分の出した答案が採点という形で跳ね返ってくると、SNSで誰かが「いいね!」してくれたときのようなちょっとした高揚感があります。

UoPeopleは学費は安いですが、勉強量は非常に多くてハードです。だからこそつまらない減点のリスクを避けつつ、こまめに成績をチェックしてモチベーション維持を図ることがとても大事なのではないかと思います。

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