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圧倒されたいという欲

「個人的ライブに行きたい日本人アーティスト」の5本に指にこの10年間入り続け、でもそれが叶わずだったMISIAを、ついに「星空のライブ」で聴くことが叶いました。7月7日、MISIA37回目の誕生日ライブでございます。

2曲目「陽のあたる場所」ですでに客席総立ち。オーディエンスの「MISIA」好き度がすごい。国際フォーラムってこんなに縦ノリしていいんだっていうダンスチューンをぶっ放し、7曲目が「Everything」。『ようやくこの曲を歌ってもいい自分になってきたように思います』というMISIAがこの曲のレコーディング当初、21歳だったと聞いて、人生の時の不思議を感じながらも、曲が始まったらまあ、泣いたよね。僕はこの曲は、もっともコード進行が美しいJ-POPだと思って、本当に好きで、反則だよなあと思って、いつも聞いてるんですが、本物が目の前で歌っている場に入れて本当に良かったです。

自分がなんでライブが好きなのか、音楽が好きなのか、考えると音楽ほどある意味、明らかに圧倒的なものを体感できることって、実は少ないからなんだろうと思う。いつもやっている仕事は、そりゃ圧倒的に素晴らしいものは素晴らしいと思いますが、「価値観の違い」やら「時と場合と事情によって評価されたりされなかったり」やら、モノコトヒトの見方がいくらだって不確かにできる。それに比べると、僕にとっては音楽って、間違いなく素晴らしいものは素晴らしいという、どう穿ってみようとしてもどうしようもない絶対的なものを感じられる時間なんだと思って。これは自分に必要な時間なんだと改めて思いました。目が醒めるし、つきつめなくてはと思った次第です。

重実徹バンドも生で聴けてよかったです。悔やむべきは、青山純さんが生きているときに聴きたかったということだけど、それはもう考えてもしょうがないことなので。また、来年も行きたいなって思います。

ちょっと前ですが、やっぱり最強↓


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