見出し画像

身銭を切ってweb3。

GWの連休はそれはそれは仕事のことをほぼ1ミリも考えず、家族とあっちこっちお出かけして、それなりに自分の時間も作れて映画2本ほど見れたし、サウナも1回行けたし、ジムにも行けたし、久々に深く休めまして。1〜4月は主に体調不良系の事件が色々あってなかなかにタフデイズだったので、よくできたタイミングで連休って配置されてるもんだなと感心した次第です。子供が生まれて、彼によって引き起こされた生活スタイルの変化に巻き込まれていく、受け身の初体験は大変だけど心地よく、自分の思い込みや完成されつつあったルーティンはことごとくぶち壊されたのだけど、ふと、受け身ではなく自ら主導の好奇心でここいらで新しいことを1つくらい手をつけてみたいなと連休突入直前で思っていたので、最終日にふと、web3的なことをなんか実体験すべしと思って、よく歩くし走るので習慣復興のためにSTEPNを始めてみようと思ったのです。

WIREDを読んだり仕事で事例を扱ったり、概念として理解したつもりになるのと、いざ自分でやってみるのは大違いとはよく言ったもんで、アルファベット3文字多すぎとか、スニーカー買うまでに工程多すぎとか、ビットコインが凄まじい勢いで乱高下するのハラハラしすぎとか、体で感じて。「身銭を切る」とはまさにこのこと。相場では10万円弱、初期投資がかかるNFTゲームなので、その時点で猛烈に自分ごと化されてる訳です。こんなスニーカーのグラフィックが走ることでだんだんパワーアップして行って、実際の資産価値を帯びていくなんて、まやかし感がすごいなあと正直思うのだけど、「ネット上に写真をあげて、友達がそれに対していいね!を押して、そんだけ」みたいなことを20年前の人に伝えたら「で、それが何が楽しいの??」とか言ってただろうなと思うと、本当に新しいものって、最初は理解できない別位相の論理展開で目の前で現れるものだろうとも思うし、やる前から頭でそのものごとの本質を御すことは実際不可能なんだろうなとか、いろんなことを考えさせられたので、それだけで10万円の価値はあったと、元を取った気分になった。

実を言えばまだ、円をビットコインっていう仮想通貨に両替してそれをコインチェックからバイナンスに送金してそこでソラナっていうまた別の通貨にコンバートしてやっとSTEPNに入金できた…ってとこで処理が集中しているとかなんとかで今日のところはここまで。まだスニーカー買えてないんですが、久々に「こいつ何言ってんだマジで」っていうくらい、感覚的に掴めてない単語たくさん浴びた感が面白かったのです。あるわかんない単語の意味を調べるとその説明の文にわかんない単語が3倍出てくるあの感覚。これはやっぱり、頭でその単語の説明文を暗記しているとかそういう問題じゃない、運動神経みたいな、体で掴むってことなんだと思うし、自分らが高齢者を見て「スマホ、そんなに難しいですか?」って思いそうになる感覚と同じものを、今後若者たちに突きつけられるんだろうなあと思うと、マジわかんねーなんだこれーっていう物事にあんまり神経質に習うにブッこむ、ある意味でのアホさは定期的にこうやって思い出しておきたいなとつくづく思う。

ここまで書いてて、果たしてウェブスリーとか一度でも自分の口から、わかっている風で言ったことのある人の何割くらいが、身体感覚として体験済みなんだろうって怖くなってきました。「何当たり前のことを、“みんなも体験しないで謝っべってるよね?ね?」みたいに書いてんだよ、って思われてないかなって。まあでもいいんです、やれ今更だとか、そのプラットフォームはもう遅いとか、怪しいとか、不確かさを突っ込めばキリがないのが、新しいことに向き合うときの常なので。そうやって「わからないことに突っ込む感覚を、わかっている」ことに価値の本質があると思って、早くスニーカー買いたいなあというメモ。今んところの身体感覚的な感想としては「全てが相対的で流動的で無常感がすごくて、ふわふわしている、やじろべえみたいな感覚」がweb3だなって思いました。

(Activation code ゲットにものすごい手こずったので興味ある人がいたらコメントください、余裕があればお裾分けできます)

この記事が参加している募集

サポートありがとうございます! 今後の記事への要望や「こんなの書いて!」などあればコメント欄で教えていただけると幸いです!