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場のコンテクスト

GWもラスト。最後のフィールドワークは、ちょっと頑張って湘南T-SITEまでいってまいりました。湘南ナンバー、横浜ナンバーの車中心に、そこそこに賑わっていましてん。

Fabスペースなんかまであって、店内は本屋以外の店舗も充実。好奇心の拡張を手伝う上では、この近辺にはないとても有意義なスペースになっていることが伺い知れるしつらえでした。

一方で、もうだんだんと、既視感が覆い尽しつつあるなあ、このマガハCCC的ライフスタイル提案のトーンはって感じも正直してきたころ。平積み陳列の書籍にオリジナリティがあまりなく、大概の本屋がこの本を推すよねっていうものばかりだったのが少し残念。規模的にもお客様層的にも、どれくらいとんがればいいのかっていうのがとても難しい立地なんでしょうから、そこはなんとも言えない部分ではあるけど。

既視感、といってもそれは個人的な職業病が及ぼしている部分も多いんだろうとは思います。長野駅にいった時にも「結局鎌倉パスタかい!」とテナントに突っ込みを入れたくなる気持ちを抱きつつも、その土地にお住まいの人からすれば「観光地」として日々を過ごすわけじゃないし、鎌倉パスタを長野にいながら食べたくなることだってあるわけで。そう考えると、あの湘南の土地にあのしつらえのお店があることは、とても意味のあることだと思う。T-SITEの周りは新興住宅地(正確にはスマートシティなのでそこも試み企みがあるわけだけど言及すると長くなりそうなので割愛)なわけで、新しい「地元」「住宅地」「場のコンテクスト」をこれから作りだそうっていう意図も見えて来る。

東京からわざわざフィールドワークとかいって電車とバス乗り継いでくるような人はまあ無視していただければいいと思いつつ笑 あの元々野原だったんだろうなあという土地に、新しいコミュニティと新しい場のコンテクストを作ろうっていうんだから、「場のコンテクストありき」な代官山T-SITEとはチャレンジの質というか、順序が全然違うよなと思いながら、なんだかんだ楽しかったです。




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