ブロードウェイ

24. 「プロ根性を律する」映画 BEST3

ブロードウェイ・ブロードウェイ 〜コーラスラインにかける夢〜

2008年公開
監督 : ジェイムズ・D・スターン&アダム・デル・デオ

16年ぶりに再演されることになった伝説的ミュージカル「コーラスライン」のオーディションに挑むダンサーたちのドキュメンタリー。芸事って、やはり最高にかっこいいと思う。改めて。その人そのものが商品として価値を纏わなければならないことが、いかに苦しくて、いかに不条理で、いかに究極的か。だからこそ、そこで輝きたいと思う人は、その思いは何よりも強いし、そして、そんな夢を追い努力する人は、何よりも美しいよね。

パワーもらいました。泣けたし。頑張らないとって思う。

エル・ブリの秘密 〜世界一予約のとれないレストラン〜

2011年7月公開
監督 : ゲレオン・ヴェツェル

世界でもっとも予約が取れないと言われたレストランの1年間に密着したドキュメンタリー。示唆に富むドキュメンタリーでした。誠におこがましくも、広告クリエーティブの仕事とも重なる部分が多かったように思う。本質化と差異化。手段と目的の整理と峻別と、遊び心による逆転。「実験」の価値。R&Dの大切さ。インプットとアウトプットのバランス。過去の自己模倣の意図的な禁止による、創造へのチャレンジ。越境、コラボ、前提にとらわれない柔軟さ。そんな中でも、最後は自分の舌という経験則に対しての絶対的な自信と、人間くささ。

「リサーチがクリエーションの源」「創造とは日々の積み重ね」

オーナーシェフのフェラン・アドリアの言葉にはいちいち重みがあります。稀代のクリエーティブディレクターだと思う。

プラダを着た悪魔 

2006年公開
監督 : デヴィッド・フランケル

こんな上司いんのかと思いますが、昔アシェットの友人がいうには、どうやらあんまり、現実から外れているわけではないようでw 全てがうまくいくわけなんてなくて、そんな中でも、歯ぁ食いしばって頑張って、そうやってようやく開ける道こそ、いいところですよねきっと。ただ、ジブンは忘れずに。最後が一番難しいんだけどねきっと。

「すべてはあなたの選択。誰かのせいみたいに言わないで。」
そうなんだよねー、きっついけどw そこ腹くくらないと、プロにはなれないってか。アンハサウェイが、頑張る普通の子っぽくて、イイ。


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「心に決めたことを絶対にやりとげる」つもりで踏ん張る、に尽きるように思います、真理は。絶対に勝つ、絶対にこのクオリティを出す、絶対に超える・・・ 「じゃないと怒られる」とか、そういう外側のモチベーションだったものが、もはや自分自身と切り離せない価値観の一部と化した人しか見えない境地があるのねえと、思ったわけです。ただ、もはやそこまでいけば、負けてもいいのかもしれないなとも思ったりして。大事なのは、なにを信じるかってことでしょうか、っていうセレクションでした。

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