笑ってくれたら嬉しいね
ひとりでいるだけで、
心細さからくることばがたくさん心に積もっていく。そして出来上がる、思考過多が。
朝起きて、2枚窓のカーテンを1枚分、開く
だいたい6時過ぎ。
水色の空に控えめに雲が流れていて、
ベッドからぼんやりみつめる
「ああ、わたしいま、まっしろだな」
と、思う。
まっしろだ。
やっぱりすべてイチからなのだ、と思った。
途方もなくてまた寝た。
また起きたら、空が真っ白だった。
くもりの日だった。
引越ししてきて初日のこと、
どうにも悲しくて涙が止まらなかった日の自分のことを思った。
わかってあげられるぞ、と思った。
2ヶ月前のわたしのこと、
わたしはいま、目を凝らして言語化できそうだぞ。
まっしろであることがどうしようもなく不安だったのだということ。
あんなに大変だった引越しの一連の作業とは比べ物にならないほど、
どこから手をつけていいかわからない
まっしろな道のことに気づくのは、
まっくろな夜の中なんだ。
大切な人のために何かしたい。
役に立ちたい。
笑わせたい。
わたしがわたしのためにそうしたい。
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