[連載小説]ギルティア王国大戦記 第21話

異世界東部・フォレスティア国

チーム・ロートは、ヘラクレスの故郷に帰った。

優駿の迷いを見抜いたヘラクレスの提案であった。

「なあ優駿、ギルティアから何聞いたんだ?」

ヘラクレスの問いに優駿は

「アイツの過去だよ。だから今は王国と戦うのが正しいのかわからない。」

素直な気持ちを打ち明けた。

チーム・ロートは、休息に鍛練にと、思い思いの時間を過ごすことにした。

異世界西部・ユーロー国

ブラウとゲルブの戦いは、引き分けに終わった。

篤司から王国分裂の兆しがあると聞いた大地は、チーム・ブラウとチーム・ゲルブの連合を持ちかけた。

大地は篤司が王国に面従腹背であることを見抜いていた。

篤司は連合について前向きに検討する旨を伝えると共に、自らがブラムと契約している本当の理由を話した。

優駿と大地に、大きな転機が訪れていた…。

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