[連載小説]ギルティア王国大戦記 第34話

8月4日・北大西洋ブロック

ロートはユナイトVの力でイフリートに戦いを挑んだものの、苦戦を強いられていた。

ロートが倒れ伏したとき、別の一般人の集団が現れた。

集団は武器を携えており、その目は血走っていた。

イフリートがほくそ笑み、ロートが最早これまでと諦めかけたとき、集団は意外な行動に出た。

集団はイフリートを攻撃した。

イフリートは逆上し集団に攻撃を向けたが、間一髪のところでロートが集団を守った。

そのままロートは戦いの主導権を握り、イフリートに勝利した。

「戦ってるのは俺たちだけじゃない。」

優駿は人々がただ支配を受け入れるだけでなく、戦う意志を持っていることを確信した。

そして新たなブロックへ旅立った。

8月4日・南大西洋ブロック

シロガネが苦戦を強いられていた。

そのブロックはなぜか住人が一人もいないのにも関わらず、ユーザイ兵ばかりがどこからともなく現れていた。

シロガネはワイスに変身し蹴散らしていったものの、あまりに数が多いため苦戦を強いられていた…。

8月4日・南太平洋ブロック

こちらには篤司とフェニックスが赴いていた。

このブロックは警戒が厳しく、篤司は元帥の拠点を突き止めるどころか、身を隠すので精一杯だった。

そこに寛騎が合流した。

状況を理解した寛騎は、篤司と共に作戦を立てることにした…。

ここから先は

0字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?