[連載小説]ギルティア王国大戦記 第22話

ギルティア王宮

クライが自らの配下・ワイズマン軍曹を送り込むと決めた。

いよいよ例の“アレ”を発動しようというのだ。

異世界東部・フォレスティア国

ワイズマンがチーム・ロートを攻撃した。

クライはロートがギルティアの新たな仲間になり得るとみなし、それを阻止しようと企んだのだ。

しかしクライの読みに反し、優駿はこう宣言した。

「俺はギルティアの仲間になるつもりはない。」

優駿はギルティアとの対話を望みつつ、いざとなれば全面的に戦うという意志を示した。

その後、ロートはワイズマンを倒し、国を守った。

異世界西部・ユーロー国

篤司はスプリガンの死を大地に伝えると共に、国の領有を辞退した。

その瞬間、国はチーム・ブラウの領土になった。

「篤司、お前の弟は必ず取り戻す。」

大地は宣言した。

「ありがとう。よろしく頼むよ。」

篤司は答えた。

篤司は共に異世界に迷い込んだ弟・喜瀬寛騎(きせ・ひろき)を取り戻すため、ギルティア王国と契約していたのだ。

ギルティア王宮

ギルティアは優駿を襲ったクライを激しく責め立てた。

「優駿を襲うとは、てめえ何のつもりだ?」

するとクライは

「もうアンタにはついていけない。ここで終わってもらうのよ!」

と告げると、ギルティアを吸収し自らを強化した。

そしてそのまま、フォレスティア国に攻めいった…。

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