[連載小説]ギルティア王国大戦記 第28話

異世界東部・ウミノモリ国

寛騎がギルティア配下・ゴーレム曹長を連れて現れた。

寛騎の指示でゴーレムが侵略を始めたとき、ギルティアが現れた。

「まさかてめえが誰のモノでもない領土を狙うとはな。」

ギルティアの言葉に

「僕の侵略ゲームには色んな手があるからね。」

と、寛騎は不敵な笑みと共に答えた。

ギルトとゴーレムの戦いが始まったとき、寛騎はデモンゲルブに変身し、ゴーレムに加勢した。

ギルトは寛騎が自ら戦うことに驚きつつも、動じることなく対処した。

やがてゴーレムがギルトに敗れると、デモンゲルブは次の国へ移動した。

異世界東部・ソラノモリ国

デモンゲルブがギルティア配下・トール曹長と共に現れた。

その国にはチーム・ロートがおり、ロートとワイスがデモンゲルブとトールを迎え撃った。

「寛騎くん、バカなことは止めてお兄さんの元に帰るんだ。」

ロートはデモンゲルブを説得したものの、聞き入れられることはなかった。

ロートの迷いを見抜いたワイスは、自らがデモンゲルブを引き受けロートにトールを任せた。

異世界東部・ヤマタイ国

寛騎の指示でギルティア配下・コクリュウ曹長が侵略に乗り出していた。

この国にはチーム・ブラウとチーム・ゲルブが降り立った。

ブラウとゲルブはコクリュウとの戦いに臨んだ。

異世界西部・エクレア国

ブラムが拠点を構えるこの国で、ブラム配下のジューザイ伍長とユーザイ兵が一斉蜂起した。

ギルトはウミノモリ国から赴き片っ端から倒していったものの、数があまりに多く戦いの終わりが見えないでいた。

ギルティア王宮

異世界各地の騒乱を治めようとメザイアが動き出したとき、ブラムが牙を向いた。

ブラムは寛騎と結託し、今回の陽動作戦を発動して、クーデターを起こした。

満身創痍のメザイアを捨て置き、ブラムはエクレア国に赴いた。

異世界西部・エクレア国

ブラムはギルトに不意討ちを繰り出した。

度重なる戦いで疲労がたまっていたギルトは、全く対応出来ず倒れた。

ロート・ブラウ・ゲルブ・ワイスがそれぞれの敵を倒し合流したときには、高笑いするブラムの姿があるだけだった。

最後にブラムと合流した寛騎は、その場にいた3チームの全員に宣言した。

「侵略ゲームは僕の勝ち。たった今から僕が絶対王だ。」

優駿たちは戦慄した…。

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