[連載小説]ギルティア王国大戦記 第20話

ギルティア王宮・プライベートルーム

ギルティアは優駿を自室に招き入れた。

先ほどのような攻撃を避け、落ち着いて話をするためだ。

ギルティアはなぜ自分が王国を築いたのか、なぜ世界征服を狙うのかを洗いざらい話した。

優駿は言葉を失った。

異世界西部・ユーロー国

チーム・ブラウが降り立った。

この国もまた、シンの領土であった。

ブラウがシンの元配下・スプリガン軍曹と戦おうとしたとき、ゲルブが現れた。

「雷大将ブラムの命により、貴様をこの国から排除する。」

ゲルブの宣告に

「相変わらずブラムの手先か。お前の目的は何だ?」

ブラウは毒づいた。

ブラウとゲルブの戦いが始まった。

その際ゲルブは、スプリガンに王宮に向かうよう告げた。

ギルティア王宮

ゲルブの指示に従ったスプリガンが、優駿を発見した。

チーム・ロートが王宮に攻めてきたと勘違いしたスプリガンは、優駿に襲いかかった。

優駿はロートに変身し応戦しようとしたが、ギルティアに止められた。

ギルティアはまたも剣の一閃でスプリガンを倒した。

一部始終を見ていたクライは、絶対王をこのままにしていては自身が殺されると危惧した。

「いよいよアレを発動するしかないわね…。」

クライが不穏な動きを始めた…。

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