都内の雑踏【wands8】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか？

連日の酷暑の中、先日鑑定後の帰宅時に
ゆっくりゆっくりと1人で歩いていました。

夏休み中でもあるこの期間は
遅い時間でも、駅周辺にはそれなりの人たちが行き交っています。

日中よりは気温が下がり
風も吹いてきたので、少し心地よさを感じながらも
自宅へ向かっていました。

ふと見ると、右側のシャッターの閉まったお店の前で
カップルが立ち話をしています。
瞬時に『人間ウォッチング』機能がスイッチオン！

歳は20代半ばの2人。
マスクをしていますが、少し真剣な面持ち。
何故ならば、女性はシャッターに向かって立ち、歩道には背中を向けています。

心理的に他の人に表情が見えない、話し声が聞こえない体制を
意識的か？無意識的か？とっています。
これは、楽しい会話の内容ではなさそうです。

すぐに、お相手の男性の顔を確認すると
これまたマスク越しとはいえ、真剣な眼差し。
しかも、自分の手を頭や首につけています。

話す時に、無意識に自分の手が頭付近に行く時は
脳内でエネルギーをたくさん消費している傾向があるため
この瞬間、彼はものすごくたくさんのことを考えていると推測します。

首元を触るのも、リンパや血液の流れを助けるために
体温や心を安定させるためにさすります。

つまり？
女性から、男性に、あまり楽しくない話をしているという事が推測できます。

『別れ話だな。。。』

と、考えながら通りすがるMahou。
と同時に、あまりそのカップルを凝視するわけにもいかないので
歩道の反対側、左側の車道を見ると。。。

路上駐車している車の中で、口を大きく開けて
ぐっすり泥のように寝ているおじさんがいました。

『この2つのエピソードが混在しているこの瞬間の切なさよ』

【wands10 スピード感ある一瞬の出来事】

ほんの数秒間。
別れ話のカップルと、熟睡するおじさん、疲労困憊のMahou。
この３組が直径２メートルの間に存在しました。

シュールですな。

その刹那を感じつつ、『この世の不思議さよ。。。』と1人思いながら
帰路に進むMahouでした。

こういった見方をすると
毎日毎秒ドラマが存在します。

なんか。。。面白いです。

タロットMahou