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二階建ての夫婦③

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【55歳男性 既婚 ホステス通い】

夫婦の寝室がいつの日からか、自分の部屋へとなった男性。
奥様はリビングで一日中過ごしているとのお話でした。

2階に上がれないその理由はなんでしょう?

Mahou『一日中リビングで過ごすのも、難儀だね?』

「2階のベランダで、洗濯物や布団を干したりすのは、僕の係」

8時過ぎるとリビングで横になってしまう奥様。
そんな奥様を気遣って、帰宅するとそぉ〜と過ごす家族たち。
なんだか想像すると、ちょっと切ない。

『そっか、それは偉いね。奥様は、体調が悪かったんだっけ?』

「体調悪いというか。。。。
太り過ぎて、2階に上がれないんです。殆ど座って動かない。
買い物もネットスーパー、お風呂もシャワーだけじゃないかな?」

。。。。。。。。

む?むむ???

どうやら、話を聞くと、太り過ぎてしまって、動くのが億劫になってしまい
家事も料理担当で、8時にはリビングで横になりテレビを見ているとか。。。

おや?一瞬想像したストーリーではなさそうな予感。

「痩せなきゃ、ってもう20年くらい言っています(笑)」

笑えん。Mahouは笑えんぞ??
彼があんなことや、こんなことで悩んでいた時に
奥さんはリビングで動かないで寝ていたのか?

なるほど、、、

だからタロットは『心の拠り所』と言ったのだ。
37歳のホステスさんが良かったのは、彼はホッとしたかったんだ。

とはいえ、奥さんがそこまで太ってしまったことには
なんらかの夫婦関係にポイントもあったはず。

一概にどちらを責めることもできない深い問題です。

「今度会社が移転するんで、ホステスさんのお店と通勤ルートが変わるから
自ずと会えなくなると思うんです。
ちょっとMahouさんに聞いてもらいたかっただけ。
怒られなかったから、それで満足かな(笑)」

てへぺろって感じの少年のような笑顔を残して、彼は自宅へ帰って行きました。

あれから数年、40過ぎたホステスさんに、彼はまだ通っています。

タロットMahou

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