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脳内のゆがみ②

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【50代 バツイチ 女性 子ども成人済み】

昨日の続きです。

一年前にお別れ風な言葉を彼から突きつけられ、それでも再会に漕ぎ着け
たまにラブリーなひと時を過ごせるところまで復活した彼女。

よく頑張ったと思います。
とはいえ、まだまだ不安定だと思うのは、外野のMahou。

女心は、不定期とはいえ、再会し肉体関係も復活した以上、期待は雪だるま式に増えていくのも、わかります。わかるんです、、、でも、、、、。
このせめぎあい。

「ヤリ逃げ」だと、乱暴な言葉を使ってしまう彼女の切なさも受け止めつつ、
それでも彼を諦められない、彼女の執着も理解しつつ
最良の方法を探し続けるタロット。

50歳といえども、女心はこんな所で棘を持った真っ赤な薔薇を携えてしまいます。

みなさんは、「安珍と清姫伝説」というお話を知っていますか?

安珍・清姫伝説(あんちんきよひめでんせつ)とは、紀州道成寺にまつわる伝説のこと。思いを寄せた僧の安珍に裏切られた清姫がに変化して日高川を渡って追跡し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すことを内容としている[1]

Wikipedia

清姫に「会いに行く」と言った安珍が、色々あって、清姫に会いに行かなかったんです。
待てど暮らせど迎えに来ない男に裏切られたと悟った清姫は、
怒りと恨みで「蛇」に変化し、安珍を追い求め、最後には殺してしまうと言う
お話。

男のひと言を信じた女は、愛と憎しみは紙一重、自分の身が何に変化しようと、恨みの念一心で相手を追い詰めていきます。
愛した男が、恐怖の表情で最後に自分を見つめるのです。
とっても悲しいことだと思いませんか?

平安時代には出来上がっていた男と女の愛憎劇。
ギリシャ神話だってよく読めば、似たような話ばかり。
令和の時代も何一つ変わっていません。

彼女は、彼の心を取り戻したくて、すっごく頑張ったんです。
「自分は何をやっているのだろう?」「どうして自分は幸せになれないんだろう?」と自問自答を繰り返しながらも、タロットと一緒に、こうしてみよう、ああしてみようと色々チャレンジをしました。

そのチャレンジは、時に彼女の自尊心を傷つけていたのでしょう。
とはいえ、彼女は自分のプライドよりも、彼への想いの方を優先しました。

その積み重ねが、消化しきれず我慢していた思いが、一気に吹き出してしまったのです。
損して得とれ。とことわざは私たちを嗜めますが、感情はまた違う世界観を持っています。

チャレンジが良い結果を出さない方が良かったのか?と占い師として思ってしまうこともあります。

でも、冷静に考えれば、本当に縁がなければ、彼女がどんなに頑張ってチャレンジしても、振り向きもしなかったとも思います。

特に今回は、彼の言動を彼女が事実を歪めて脳内で解釈してしまっているのが最大の問題。
タロット自体は、『彼は彼女と一緒にいて楽しんでいる、幸せを感じている』と
好印象のカードを出します。

全力で彼女の被害妄想を止めましたが、さて、その後どうなったことやら?
彼女の笑顔を祈るばかりです。

脳内のゆがみは、深刻です。
人生を左右させてしまう危険性が多大にあります。

明日は、また違うかたの、脳内のゆがみをお話ししましょう。

タロットMahou


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