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灰色の中の光③

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【不健康な精神状態を長年続けてきた男性】

自分の生きる意味を見失ってしまっている状態。
「頭では理解している」と言えるだけ、まだチャンスはあるとMahouは読み取りました。

長年お薬を服用してしまうと、巷の占い師レベルでは、どうにも難しい場合もありますが、たとえ外面だとしても、社会的に発言ができるうちは、未来が見えます。

『60年近く虐待を受けていたようなもの、戦争に行った兵士たちがPDSDで悩んでいるのと全く同じ。
両親がいなくなったからといって、60年ずっと虐待されていた心が、わずか数年で回復するというのも、急展開すぎる。
5年かけてゆっくり穏やかな生活になればいいと思いますよ。』
そんな話を男性に投げかけました。

人間の記憶や脳の動きは、心のバランスを取るために「書き換え」ます。
男性の頭の中は、今はそう思うほうがいいようなことで埋め尽くされているのかもしれません。

否定せず、根気よく、話を聞いてあげるしか「他人」はしてあげられないのだと思います。(ただし、攻撃的でなければ)

Mahouも離婚したての時は、『いい人だな』と思う人は、全員既婚者で、かなりがっかりしたことを覚えています。
ところが、5年も経った頃『いい人だな♡』と思った人が、全員独身だったことに
自分で気がついて、驚愕したことがあったんですね。

その時に、『あぁ、人間て(Mahouだけかもしれないけれど)
その時の状況に合わせて、欲しているものに「目」がいくようになっているんだ』と思った記憶があります。

離婚して不安定な時は、安定している男性を欲して、
離婚後1人で生きていくのになれた頃は、相手の環境よりも性的に魅力ある男性を嗅ぎ分ける(爆)

そんな経験を通して、目の前の弱りきっている男性も
今はその時間が必要なのだろうと、単純明快に感じました。

ご本人は
「毎日が辛いから、一刻でも早く回復したい」と言いますが
長年の虐待は、そう簡単には手放せられないことも、ゆっくり伝え、
一気に回復しても、それはリバウンドが伴いやすいから、
「一歩進んで二歩下がる♪」のように、ゆっくりしっかり毎日生きていこうと、
励まし続けました。

「明日も会えないか?自分を励まして欲しい」と男性は言いましたが、
奥様と一緒に苦笑して
『明日は無理です〜』と3人で笑いながら、お断りしました。

男性の笑う顔を見て、少しは光が見えた気がします。

時間をかけて、見守りたいと思います。

次日は、その光を支える奥様のお話。

タロットMahou

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