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それぞれの生き方【大アルカナⅠ 魔術師】

 みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

ちょっとしたパプニングがあって、ハラワタが炒められました。
(煮えていませんよ、念のため、火を通した程度です)

友人にそのことを愚痴ったら、「自分なりにマホさんに伝えるとしたら」と
一息置いて言ってくれました。

「滅多に怒らないマホさんが、毎回外部に対して反応するのは
『マホさん自身が大事にしている倫理観(のようなもの)を侵入されてくる時。
ずっと我慢していたものの堪忍袋の尾が切れた、という表現ではなくて
言ってはいけない、やってはいけないというマホさんの中の禁忌が犯された時』

だから、我慢すればいいとか、そういう観点ではない。と言われました。

なるほど、そうまとめられるかも知れない。

何を持って『正義か?』は人それぞれ。
表現力も人それぞれ。

人間は千差万別だと理解しているものの、
だからと言って自分の中にある「千差万別の琴線の一本」に
引っかかってしまうと、感情が反応してしまうのである。

999本琴線の引っかからないのに、最後の一本に引っかかっただけで
感情が一気に振り切るのである。
これぞ、人間の矛盾なのだと、心底思いました。

朝起きる度に、このハプニングを思い起こしてしまうのだけれど
決して相手が嫌いではない感覚があるのです。
私は、優等生ぶっているか?と自問自答をする。

おそらくMahouが反応しているのは内容ではなく、相手の態度や言い方。
そこに少しの希望があって、それが叶わなかった無念さが、
怒りにすり替わっているのだと自分なりに推測をします。

とは言っても、人間は感情の生き物で、これを丁寧に消化させないと
身体や心の奥底にひっそりと身を隠し、後々黒い感情が増してくるもの。

今しばらくは、この感情と向きあうのが近道なのだ、とも感じています。

片思いの告白後、みたいな感覚なのでしょう。
嫌いにもなれない、縁も切れない、仕方がないのだとわかっても、
残念さが心を支配する、そんな感じ。

友人に助けられ、気が晴れて行きました。

思い癖を少しでも穏やかに治す訓練の一つ。
アドラー心理学的には『課題の分離』です。

思い癖は、そうやって今まで自分の「心を守ってきた技術」の副産物ですから
悪の存在ではないと思っています。

でも、昔と違って時代も年齢も経験値も変わってきたので、
「昔のまま」の思い癖は、手放してもいいと思います。

いいね、いい感じに悩んでいます。これこそ人間の証明。

【大アルカナⅠ 魔術師 私は魔術師だ】

タロットMahou

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