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親しくなりたい埴輪がある

この真冬。

ブックカバーはあずみ野木綿で、額縁仕立てもせず一枚の布で、

手触りを堪能できるようなものを

続けて作っています。


長いことブックカバーを作っているので

この作成日記にも過去に記したことがあるのか

記憶があいまいになってきます。

ただ、最初から読み続けるタイプのものでもないし

繰り返しいなってもいいのかなとゆるくも考えています。


銅鐸に本気ですごい!となったのは出雲旅行。

といっても、その博物館に行こうと計画したことからして

それより以前にも人よりは興味を惹かれていたと思われます。

「島根県立古代出雲歴史博物館」

ここは、大量に出土した銅鐸や銅矛・銅剣を

しっかりライティングしてドラマチックに展示されています。


こちらは奈良住まいで、古代に関する展示に関しては

他県住まいの方よりもずっと身近ではありますし

それまで何かの不満があるわけではないのですが

それでもその圧巻に夢中になってしまいました。


銅鐸は時期や地域によって

大きさ、形状、細部は違います。

私のブックカバーの初期の頃は、その違いを縫い込んだりしていましたが

今はもっと単純化、具象化して銅鐸のことを扱えるまでになりました。


最初から単純化してしまうのは、浅いものしかできないように思います。

いったん入り込んで、試行錯誤が加わったあとにくる

親しさのような感覚が自在に下絵に遊んでいけることに

必須のような気がしています。


そういう意味では、同じくとても好きな埴輪に関してはまだ足りなくて

わずかに「見返りの鹿」「鷹匠くん」が銅鐸と同じステップにいます。

私自身大事に使っている埴輪グッズの指サックにあるような

トーハクのお土産にいただいた手ぬぐいのデザインのような

みんなが思う埴輪にはまだ到達できていないんです。

おそらくあれは関東の埴輪なのかもしれない、私はまだ経験していない。


今度関東に行ったら、トーハクはもちろん

群馬とかの古墳などもめぐってみたいなと思っています。

そうするとまた、埴輪にもぐっと近づけるかもしれないです。


長くなりました。

今は、銅鐸。布の色を変えて変わらずあずみ野木綿で作ります。

できましたらまたこちらでご紹介させてくたさい。


追記:20240206 できております!






キュートだ