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#24 第2回YTT33k試走会

 2024年7月21日日曜日、YTT33k第2回目の試走会を実施しました。明日香村を出発して音羽三山を越える周回コースです。

 朝8時に出発、第1回目よりも多く、15名の参加者がありました。梅雨明け宣言当日でした。クマゼミが早朝からジャンジャン鳴く中、とにかく暑くなることが予想されたので、熱中症には気をつけて進んでいきます。

 以前にも解説した通り、このコースは歴史的なスポットを通る魅力的なコースです。初めて参加される方も何名かいらっしゃいました。これを機にまた足を運んでいただくと嬉しいです。

トレイルに入る手前で記念撮影


意外と涼しい山の中


 明日香村から飛鳥万葉展望台まで一気に登ります。このルートはいつも風が通らず、汗だくになります。案の定、この日も万葉展望台に到着した時には、皆さん既に滝のような汗でした。そこから談山神社までは比較的平坦な木陰を進むことが出来ます。

飛鳥万葉展望台
ウォーミングアップと言うかオーバーヒート



 談山神社から多武峰の交差点に出ると、アスファルトの道は灼熱です。コンビニでアイスと水分をゲットし、音羽山観音寺への脇道へ入ります。この時期芋峠まで縦走する場合、水分量推奨2リットルです。

 ここから音羽山までは一気に登ります。観音寺を過ぎると、いつもなら木陰の無い刈り場を音羽山万葉展望台に登り詰めますが、日差しがあまりにも強く、木の茂った谷沿いの荒れたコースを進みます。(ここが案外涼しくて良かった)

 音羽山山頂からは、起伏のある尾根道を進んでいきます。少々風があったので、休憩のたびにクールダウンすることができました。

音羽山観音寺
音羽山万葉展望台


筆者は芋ヶ峠で棄権


 運営側としてマーシャルランナーを務める私ですが、音羽三山を越えた大峠付近からどうも体調が優れず、ペースを合わせるのが困難になりました。

 もともと数年前に肺病を患って以降、あまり長距離を走ることがなくなりました。加えて最近体重を落とす為にロード練習をした際、左足底腱膜炎を患ってしまいました。テーピングで固めていたので足の痛みは耐えられたのですが、とにかく息苦しく体がだるく、加えて、手指のしびれと足の攣りが出てきたので、早めに棄権することを決断しました。

 また、芋ヶ峠では仲間がエイドをしてくれました。ここで車に乗せて頂こうと思い、ゆっくり無理せず進みました。

 この時期に芋ヶ峠でのエイドは大変有り難いものです。多武峰で水分を2リットル背負うのですが、山岳地帯でかなり消費します。

 エイドでは水にプラスしてフルーツポンチ、トマト、きゅうりの浅漬け、おにぎり、冷や奴等、先に進む糧がありました。彼らのおかげで次に高取城址まで進む事が出来ます。

エイドメンバー
ここでリセットして先に進みます


この夏は熱中症に注意すべき


 連日35度以上の猛暑日が続いています。山中は多少気温が下がり活動しやすくなりますが、激しいアクティビティの行う場合は熱中症に注意しなければなりません。

 熱中症はいくつかの段階を経て重症化しますが、いきなり動けなくなることもあるので注意が必要です。初期段階としては熱痙攣と言う症状が起こります。立ちくらみ、指先がしびれたり手足の痙攣、唇の周りがしびれたりするのは熱中症の初期症状サインです。こまめに水分、塩分を補給補給していても、オーバーワークにより追いつかない場合もあります。熱中症の最終段階としては、熱射病と言う症状に陥り、意識障害が生じたり、ここまでくると命の危険性が高まります。

芋ヶ峠からゴールまで


 筆者は離脱したので芋ヶ峠から車で送って頂きました。すぐに帰宅し、シャワーで汗を流しゴール手前にカメラを持って戻りました。

 街中は山中と打って変わり逃げ場の無い灼熱。あのまま続けていると倒れたと思います。そんな中、高取町から約4キロゴールまで走り続けた皆さんは素晴らしかったです。

次回は8/4に3回目の試走会を予定しています。少しコースが変わるかも知れませんが、体調を戻して挑みたいと思います。

YTT33k試走会第2弾
ラストのロードは灼熱
本番も少しバラけるので注意して走りましょう
キトラ古墳前
飛鳥太子の湯ゴール
皆様お疲れ様でした♪

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