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#5【読書記録】きらきらひかる

最初に読んだのは高校生の時。
国語の先生にすすめられて読みました。
確か、先生が自分の本を貸してくれて。

まだ若い25歳くらいの女の先生で(あの時はとても大人に見えたけど)
ふわっとしたワンピースが似合う綺麗な先生だったなー。

静かな雰囲気の先生だったけど、生徒をよく見ていて、
的確なアドバイスをくれる先生でした。

梶井基次郎、原田宗典、森茉莉、安野光雅などなど、
色々な本を教えてもらいました。

素敵な大人だったな。

さて、話が飛んでしまったけれど、「きらきらひかる」は一度読んだことがある本です。話のあらましは覚えていたけれど、また読みたくなって手に取りました。

背表紙のあらすじは以下の通り。

私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである――。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人はすべてを許し合って結婚した、はずだったのだが……。

久しぶりに読んだけど、さらさらと読めました。

登場人物がみんなけなげで優しい。

江國さんの文書はさらさら頭と体に入って溶けてく感じがします。

高校生の時とちがう感覚で読めたのはお酒について。
昔はお酒の味とか酔うとかぴんときていなかったから。

少し前に「ノルウェイの森」を読み返した時も
この主人公こんなにお酒飲んでたっけって思いました。
女の子待つ間、喫茶店でビール飲んでたり、スキットル持ち歩いてたり、すきあらば飲んでるなと。

もう一冊、江國香織さんの「こうばしい日々」を読み返したいと思っています。
でもなぜか近所の本屋に見当たらない。
ネットで買えるんだけど、どこかで会えるのを待つのもいいかなと思っています。

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