[詩手帖]鹿の王
鹿の王が来る
ひとつ、ふたつ、みっつ、群れを連れて
人の気配が消えた 雪の夜
空へ分かれた 樹形のような角
雪を踏む 隆起した筋肉
異界の口が 開(あ)いた
目と目
ピン と糸を張って
見ている
俺を見ている
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206字
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多くのご支援ありがとうございます。木々や星々は今日も豊かさを祝福しています。喜びや健やかさにあふれる日々をお過ごしください。
鹿の王が来る
ひとつ、ふたつ、みっつ、群れを連れて
人の気配が消えた 雪の夜
空へ分かれた 樹形のような角
雪を踏む 隆起した筋肉
異界の口が 開(あ)いた
目と目
ピン と糸を張って
見ている
俺を見ている
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