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ポルトガルの伝統調味料 『Massa de Pimentao』

ポルトガルの伝統調味料 Massa de Pimentao(マッサ・デ・ピメンタォン)をご存知でしょうか? 日本では塩マッサとも呼ばれており、その名の通り、材料は塩とパプリカのみ。瓶詰めの際にフタをするためにオリーブオイルを少し使います。

【RECIPE】

●パプリカ (赤パプリカが主流ですが何色でも) 2個
●天日湖塩(粗塩) 大さじ2
●れなり (オリーブオイル) 適量

【作り方】

①タネとヘタを取る。6等分程にしたパプリカに天日湖塩をまぶし、保存容器の上に少し重しをして冷蔵庫で1週間ほど寝かせ1日に1回程度かきまぜる。(私は小さめの漬物容器に入れて寝かせています。)

②浸透圧でパプリカから水分が抜けて、旨味が凝縮します。パプリカの表面の水分を拭き取り、半日ほど天日干しにする。(角バットと網を使うと便利です♪)

③それを、フードプロセッサーなどにかけペースト状にし、消毒済みの瓶へ詰めます。表面にオリーブオイルでフタをすればできあがり。

④使うたびに、表面にオリーブオイルをかけフタをしましょう。瓶のフタもしっかり閉めて冷蔵庫で2ヶ月程度保存出来ます。

マッサを使って、冷蔵庫にあったものでパスタを作ってみました。粉ふきいもなどにマッサを和えても美味しいですし、使いこなせばレパートリーが増えること間違いなしです。

​〜マッサと豚ひき肉のパスタ〜

【RECIPE】

●パスタ 100g
●豚挽肉 100g
●ニンニク(スライス) 1かけ
●シメジ 1/2房
●Massa 大さじ1

【作り方】

①茹で塩なしでパスタを表示時間の1分短く茹でる。 
②フライパンにオリーブオイルとスライスしたニンニクを入れ弱火で熱する。
③ニンニクの香りが出てきたら豚肉を炒め、次に、シメジを炒める。
④豚肉とシメジに火が通ったら、マッサとあえて火を止める。
⑤パスタと茹で汁をお玉1〜2杯程度取り、フライパンをゆすりながらトングなどでパスタを混ぜながら乳化させれば完成。

【栄養】

パプリカは細胞の老化を防いでくれる、ビタミンA・C・Eをに含んでいます。パプリカに含まれる、ビタミンAとEは脂溶性ビタミンなのでオリーブオイルなどの油脂類と一緒にとることで効率良く体内に吸収されます。

◎何色のパプリカでMassaを作っても良いのですが、赤パプリカが1番栄養価は高いようです!!

【POINT】

◎オーガニックのパプリカが手に入らない場合は、50℃洗いを推奨します。
◎塩は、生活排水の心配がないモンゴルの天日湖塩を使用しました。
◎オリーブオイルは「れなりマイルド」という無農薬のものを使用しました。

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