PC診断を受けたら自分の"好き"を大切にしたらいいとわかった話

先日人生初のパーソナルカラー診断を受けてきた。
似合う色を教えてくれるとはいえ1万以上も払えるか??と思っていた私だったが、成人式という一生に一度きりのビッグイベントを前に深夜テンションのノリで予約した。理性働きまくりの時間帯だったら絶対できない。

ちなみに自分ではブルベ冬だと思っていた。色白ではないけれど、真っ黒の髪にコントラストのはっきりした目、ピンクがかった手のひら。theブルベ冬だろ。
だけどブルベおすすめコスメを買ってみても似合わないことが結構あった。顔立ちが濃いのが一層強調されてしまったり、なんかくすんで見えたり。リップもなんとなく似合わないような、老けて見えるような。それでも強すぎない青みピンクがよく似合うからやっぱりブルベだろうと。

当日超〜美人なお姉さんに出迎えられた。鏡の前の椅子に座らされ、様々な色のドレープを照らし合わせての診断。これテレビで見たやつだ‼︎と内心興奮するのを必死に抑えていたが、お姉さんの話をうんうんと赤べこのように首を縦に振りながら聞いてしまった。診断が進むにつれ「これ私イエベ春じゃね…?」となったからだ。

コスメを見ていてこれかわいい!と思うのは決まってイエベ春のものだった。柔らかくてナチュラルな色味が大好き。めちゃくちゃかわいい。だけど特に韓国コスメだとイエベ色のものばかりで、ブルベ色のものは種類が少なかったから凄くイエベが羨ましかった。

どうやら私はその憧れのイエベ春らしい。お姉さんの説明は目から鱗超えて目から魚が出てきそうだった。なんとなくブルベ色似合わないなと思っていた私の予感は見事に的中していた。顔立ちがはっきりしているからブルベ色で締めるとより顔の陰が強くなってしまうらしい。私はイエベ色の中でもオレンジ系ではなくコーラルピンクが好きなのだが、私のパーソナルカラー的には黄み弱めのピンクが似合うらしい。前に「自分に似合う色は自分が1番分かっていて、好きな色を身につけるのがいい」と聞いたことがあったが、本当にその通りだとしみじみ感じた。振袖はPC診断の前に決めてしまっていたのだが、1番気に入ったものを選んだら結果的に1番似合う色だった。淡い黄色の着物とはっきりとした赤の着物で迷っていたけれど、母に「あなたには黄色の方が雰囲気が合う」と言われて黄色の着物に決めて本当に良かった。

自分にははっきりとした青みが強めの色が似合うと思い込んでいたため、好みに反してモノを選んだことも少なくなかった。あれはなんだったのだろう。やっぱり自分の“好き”の感性を大切にした方がいいと学べたから1万円以上払う価値は全然あったと思う。心の中でスキップしながら帰路につくぐらい、いい時間だった。

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